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アイルロシエ。
大陸の東方に位置する辺境の王国。
そこにセラムたちはいる。
まずはこの世界について大まかに説明をしよう。
この大陸は一つの巨大な大陸と神域と呼ばれているもう一つの大陸によって構成されている。
神域は未開の地であり、いまだに人の手が届いていない未開の地である。高い山脈や深い森。そして、神獣と呼ばれる強大な力を持つ種族が生息していて、なかなか移住をしたり、資源を探したり、探査すすることを拒んでいる。
巨大な大陸は大きな丸まった弓形の形をしていて、北と南の世界にわけることができる。
ちょうど世界の真ん中あたりに巨大な砂漠と巨大な内海のような海があり、それが自然の風のようにして、世界を二つの文明圏にわけている。
北と南にはそれぞれ一つの大きな国があり、その国がそれぞれの世界の中心となっている。(大きな中心が二つあるのだ)
北の中心となる巨大な国は、エルドラド帝国。
南の中心となる巨大な国は、オルドラド王国と言った。
物語の中心はその北の世界になる。
北の世界は、エルドラド帝国を中心として、六つの国によって構成されている。
エルドラド帝国。
アイギス王国。
アイルロシエ王国。
オミュロス教国。
アカストネロス聖国。
ルドース王国。
の六つの国である。