表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/13

2 大世界戦争の始まり

 大世界戦争の始まり


 あなたのことなんて、信じられるわけないじゃない!!


 はっとセラムは夢から目覚めた。

 とても穏やかな朝だった。

 ここはどこだろう?

 一瞬、そんなこともわからなくなってしまう。

 自分がどこにいて、なにをしようとしていて、誰なのかも。

 わからなくなってしまうことがあった。

 しばらくの間、セラムはベットの上で横になったままでいる。

 するとばたばたと足音がして、ドアが開いた。

「あ、セラム。起きてたんだ」

 と開いたドアから顔を出した少女が言った。

 とても美しい少女だ。

 年齢はセラムと同じ十六歳。

 黄金色の長い髪をしている少女の名前はフィナと言った。

 フィナ・ラダ。

 北の帝国、エルドラド帝国の同盟国である剣の王国。

 アイギスの王女。

 祖国であるルドース王国を裏切って、エルドラド帝国に亡命したセラムと一緒にルドースに武力によって支配されたアイギス王国から逃げ出した亡国の王女である。

「セラム。みんなもう集まってるよ。早く行こう」とフィナは言う。

「うん。わかった」と言って、セラムはお城にいく準備を始めた。


 セラム・アス。

 ルドース王国の若き王、兄、フィスカ・アスの実弟であり、兄の思想と行動に逆らって、国を抜け出したルドース王家の血を引くもの。

 十六歳の若い少年は、今、大陸の東の端にある東方と呼ばれる王国。

 アイルロシエと呼ばれる王国の王都にいた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ