私の身体目当てで寄って来た、肉食系のこの男に天罰を喰らわせてやるわ!
如何にも、“肉食系の男が私に近寄ってきた。”
飲み会でも食事会でも、こういう肉食系の男は一人は居るモノ!
女の子の身体目当てで、近寄ってきて自分に完全に気がない女性には
露骨な態度で、悪態もつく男。
“ワンナイトだけを狙っているのか?”
やたらと派手な女の子ばかりを狙ってくる。
簡単に落ちるとでも思っているのかしらね?
“私達! 女を馬鹿にしないでよ! そういう男には罰を与えないと。”
『今彼氏とかいるの?』
『キスとか今まで何回した?』
『俺! 今日は暇なんだよねぇ~ これからウチ来ない?』
『どんな男がタイプなの?』
『俺みたいな奴はスキ?』
・・・“この男の目には、私は軽い女に見えているのだろう。”
他の女性に全く目もくれず、私だけを完全にターゲットにしている!
こういう男には、罰を与えないと私は絶対に許せない!
だから、私はこの男の話に乗ることにしたわ。
『俺の家に今から来る?』
『別にいいよ。』
『えぇ!? 本当に!?』
『うん!』
『じゃあートイレに行くフリして荷物持って、店の外で待ち合わせね!』
『うん、分かった。じゃあー後でね!』
『あとで!』
・・・“馬鹿な男! まんまと私の話にも乗ったわ!”
タクシーで一緒にこの男のマンションの前まで着くと、、、?
後から私の知り合いが車で後をつけ、同じこの男のマンションの
前で止まる!
『俺の家、このマンションの5階なんだ! 行こうか!』
『ちょっと待って!』
【キィーーーードン!】
『えぇ!? コイツら誰だよ?』
『“私のお友達よ” ごめんね! 私、今から家に一人で帰るから彼の相手
をしてあげてくれる?』
『勿論!』
『・・・ど、どういう事だよ、コイツら誰なんだ!』
『夜は長いのよ、たっぷり楽しんでね!』
【ヤメロ―――――――!!!】
*
この男が、あの後どうなったかと言うと、、、?
“ニューハーフのお姉さま方にたっぷりと遊んでもらったみたい。”
この男ったら? 【ヒィーヒィー】言っていたらしいわ!
相当、楽しかったようね。
・・・でも? 私にも予想外だったのは、、、?
その後、“ニューハーフの世界にこの男が入ったらしいの。”
あらあら? 良かったじゃない!
まあ、“肉食系”は今も治ってないみたいだけど。
それはそれでいいことだわ!
もうこれで、“この男に悲しい想いをさせられる女の子がいなくなるし。”
“女好きから男好きに変わるだけじゃない!”
これは! 罰なのか? 本来の自分を見つけたのか?
もう私に分からないけど、それも人生よ!
いろいろあるから人生は楽しいモノなんじゃないかしら?
私は、“悲しむ女の子を見たくないだけ!”それにはそうする男に罰を
与えないといけないわ!
私は今日も、そういう男に罰を与えるのよ!
『今から俺の家に行こか!』
『えぇ、勿論いいわよ!』
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