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不安というのは、大きな波のようなものだ。それらは、君を苛々させるかもしれないが、案外それらはするりと顔を変えることがある。大きな障害へのアプローチとして、僕は、流れに身を任せることもありなのではないかと思っている。なるようにしかならないのなら覚悟をして、ただ周りの変化に身を任せる。
壁を前に自らだけの結論を理由に結果を目にせず受け取らないまま立ち去るとまた同じ地点の似た壁が何年後かに現れるものなので何も出来なくとも受け止めることはした方が後々楽になることもある。無理だと判断したらきっぱり諦めて別の道に切り替える。僕にはその二通りしか思えない。
君は、まだ社会に出ていない方なのかもしれないし、そういった場合は、自分の先を自分で自由に出来ない立場なのかもしれないけれど、君も社会に出れば、人との関係性は固定ではないことが解る。割り切らなければならない状況も出てくるものだけれど、何も24時間365日共に居るような特殊な状況で無ければ、限定された付き合いでしかない。
そういった風に全てを晒さず、対面する方の全てを見ようとも求めずただ流される生き方も案外奥が深い。僕は今そうしているけれど、すごく気楽だから。