８．読者獲得戦争
ここで語るゴールデンタイムとは、読者がネット小説を利用しやすい時間帯の事を指すものとする。
そしてそれに伴うリスクは、作家による更新合戦だ。
皆さんは「ゴールデンタイム」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないだろうか。
一般的にはテレビ番組における一日の中で19時～22時までの、
視聴率が上がりやすい時間帯のことを指す。
深夜番組なんかで「祝！ゴールデン進出！」などと言うと、
出演者その他番組関係者は大いに喜ぶことだろう。
では、インターネットの世界において「ゴールデンタイム」とはいつのなのか？
筆者が思うゴールデンタイム候補の列挙と、それらに１～５のランク付けをしてみよう。
１．朝の通勤時間 ３
２．昼の休憩時間 ３
３．夕方の退勤時間 ４
４．夜寝る前の時間 ５
上記のランク付けは、ここ「小説家になろう」でランキング上位作品の"アクセス解析"を拝見し、
１時間毎の訪問者の数から割り出した筆者の個人的な見解だ。
これらの時間帯は、人が主にスマホでインターネットを利用しやすい時間帯だと思う。
前回の連載でも述べたように、人がインターネットを利用しやすい時間こそ、
ネット小説においても読者を獲得しやすい時間なのだ。
しかしここで、"リスク"が伴うことも忘れてはいけない。
そのリスクとはずばり、
"同じ考えでその時間帯を狙って多くの作家が一斉に自身の小説を更新すること"だ。
そう、インターネットのゴールデンタイムは、
作家陣による読者獲得戦争が勃発しやすい時間帯でもあるのだ。
《今週は毎日22時に更新します》
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