29.良い作品を書きたければ良い作品を読め
またまた筆者の個人的な経験で申し訳ないが、
学生の頃に作品を作っている時、先生が良く"おすすめの映画"や"プロクリエイターのセミナー"などを紹介してくれた。
これは、「良い作品を作るためにはまず良い作品を知る。良いクリエイターの話を聞く」ことが大事だということを先生は教えてくれていたんだと改めて思う。
当時はそれを何となく理解して聞いていたが、今となってみればそれは本当に大切な事だったんだなと、もしかしたら作品を作ることよりも大事な事だったんじゃないかとすら思うようになった。
実際、クラスの中で他の生徒よりも優れた作品を作る人は、
「昔から映画が好きだった」
「DCコミックのファン」
「ピクサーのショートアニメーションを見ていた」
などなど、多くの良い作品を見てきた人が多かった。
それらの優れた作品を見る中で無意識の内に脳が刺激を受け良いイメージがインプットされていき、
ここぞという場面でぴょこんっとアイディアが浮かんできたりするものである。
言葉を学ばなければ言葉を話すことが出来ないように、
良い作品を見なければ良い作品を作れるはずがない。
だってそれを生み出す事が出来る情報が頭の中にインプットされていないのだから。
これから小説を書きたいなとか、小説に限らず何か作品を作りたいなと思う人はまず良い作品を探し、出会い、それを見て刺激を受けることから始めることが、参考書や教材なんかを読み漁るよりも実は最も効果的で近道になるのではないだろうか。
今週は作品を作る上での意識的な事についての話でした。
このエッセイを書き続ける中で、データなどを収集していく中で気づいたこともあるし、改めて客観的に自分の作品を分析することの大切さも再認識することができた。
これらの記録をこのエッセイに残すとともに、今後の制作に活かしていきたいと思う。
さて、来週はどんな内容にしようかな。
来週は平日深夜3時00分に更新します。




