22.アニメーション
筆者は映像プロダクションに勤めており、映画やアニメなどの映像制作に携わる機会が多い。
学生の頃は自主制作アニメをいくつか制作したこともあり、ゼロから映像作品を作り上げることの大変さ、難しさを身をもって体験してきた。それと同時に、映像作品を作る喜び、楽しみも知っている。
筆者が新海誠監督作品に出会った頃はまだ映像制作を学ぼうなんて思ってもいない、中学生頃の事だったと思う。
その頃は丁度アニメにはまりだした頃で、ネットで色々なアニメを探していたんだと思う。
そんな時に友達に教えてもらったのが、『秒速5センチメートル』だ。
劇場オリジナル長編アニメーションである『秒速5センチメートル』は筆者の心を惹きつけた。
アニメといえば可愛い、かっこいいキャラクターが戦ったり泣いたり学校で変な部活作ったりしながら和気藹々とするものだと思っていた自分の中の常識をぶち壊してくれたからだ。
『秒速5センチメートル』は特に笑ったり驚いたりすることはないが、
映像が綺麗でいて登場人物の心情や人と人との繋がり、世界との繋がりなんかが丁寧に描かれており、
観終わった後には胸がほっこりとするような、「作者の気持ちが作品に込められている」そんなことを感じさせる作品だった。
それからは新海誠監督の作品をネットで探し、新作が公開されるのが楽しみになっていた。
そんな新海誠監督が昨年夏公開した『君の名は』の大ヒット。
嬉しくないはずがないではないか。
新海誠監督は世界中の人々に感動の物語を届け、
オリジナルアニメーション制作を志す全ての人々に希望を与えてくれた。
そしてその頃から、いつか自分も映像を作ってみたい、
それをたくさんの人に見てもらいたいと思うようになった。
筆者は新海誠監督のファンでもあり、憧れの人でもあるのだ。
今週は深夜1時00分に更新します。




