2.人が見て、初めて作品は完結する
我々駆け出し作家は趣向を凝らし、行動をしなければファン獲得は愚か、
作品を人に読んでもらうことすらままならない。
そう、視聴者や読者を獲得するのに絶対的に必要であって最重要とも言えること。
それが、その作品を"人が目にする"ということ。
これは非常にシンプルな理屈だ。
ありとあらゆるもの、いかなる作品であっても、それが誰の目に止まることも無ければ名作や傑作と呼ばれることは無い。
誰にも知られることなく、埋もれていく。
仮に夏目漱石が現代に生を授かっていたとして、
ここ「小説家になろう」に新規登録していきなり『吾輩は猫である』を投稿したとしよう。
そして仮にそれが、溢れかえる新着小説の波に飲み込まれ誰にも気づかれなかったとしよう。
誰にも読まれることがなければ、それが名作と呼ばれることは無かっただろう。
人気作家であれば、作者の他の作品から人の目に触れる機会は得られる。
しかし実績もファンもいない作家は、ほんの数秒、タイトルだけでも読者の目に入るチャンスを作ることが、読者獲得の大きな第一歩となる。
ここ「小説家になろう」において恐らく最もユーザーの目に入る機会の多いところは、
ランキングだ。
そしてその次にユーザーが目を向けるところは、
サイトトップに並ぶ
"新着・更新された連載小説"
ではないだろうか。
この"新着・更新された連載小説"こそが、
我々駆け出しの無名作家が読者を獲得する"鍵"となることは間違いない。
長い前置きとなってしまったが、
次回、これらを踏まえた筆者がどういった作戦で実績ゼロから短編小説一つでファン獲得に挑戦するのか。
その本題に触れるとしよう。
《今週は毎日21時に更新します》
このエッセイをお読み頂きありがとうございます。
無知な素人の心の叫びではありますが、今後とも温かい目で見守って頂くと共に、
この挑戦の行く末を見届けて頂ければ幸いです。
感想・レビュー・評価を心よりお待ちしております。宜しくお願い致します。
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