キャラ薄めが好き/みんなが好きに決まってる男性キャラが全力で好き
なるだけキャラクターの例を挙げてみることにしました。ひとつでもご存じのものがあればいいのですが……。
意地悪なようで優しい、硬派なようで軟派、かっこ悪いようでかっこいい。
どれも中途半端で、マイルドで、突き抜けたところがなくて、普通すぎで、お人好しで、なにキャラなのかわかりづらい。
しかし、だからこそリアリティーと人間味に溢れていて、奥深く、決して忘れない、印象深いキャラクター。なんの個性もないようでいて、確実に「そのキャラらしさ」がある。
意外性と似ていますが、元はアクの強い設定なのに、それを中和するような要素であるところがポイントです。
そんな作品が好きだし、また目指すところでもあります。
※拙作で言うと、
エンノイア→天真爛漫だけど図々しい
シーア→綺麗めな外見だがぞんざいな口調
(綺麗めな外見で綺麗な口調だと綺麗方向に突き抜けすぎるから)
リュクルゴス→重量系な外見だが優しく朗らかな性格
(重量系で武骨だと重々しすぎるから)
アーサー→優しいんだか鬼畜なんだかよくわからない
など。
関連して、「みんなが好きに決まってるような男性キャラ」が好きです。
容姿は並~良くらいで、性格は優しく、頭がよく、勇敢で、穏やかで、子供好きで、社交的で、さりとて完璧超人ではなく、ときに悩んだり、怒ったり、人間味に溢れていて……。
気さくで嫌味がないので、(少なくとも二次元では)近づきがたいと敬遠されることも少ないです。しかし特筆すべき短所も、飛び抜けた長所もなく、古典的で典型的な「魅力的な人」なので、ある意味キャラとしては薄いです。
あまりにもいいに決まってるので、たいていの人は取り立てて注目しません。人気は個性の強いキャラクターに取られてしまいます。
もちろん良キャラなのでわたしが好きと言えばみんな「そうだね、かっこいいよね!」と賛同してくれますが、そこまで全力でハマる人はなかなかいません。あまりにも魅力がわかりやすすぎて、それ以上言うことがないからです。
しかしわたしはそういうのが全力投球で好きです。
魅力的と書いておきながら拙作で挙げるのはおこがましいですが、アイオロスで言うとリュクルゴスです。他、『ファイナルファンタジー8』のラグナ、『ファイナルファンタジー12』のバッシュ、『ロード・オブ・ザ・リング』のアラゴルン、『ダレン・シャン』のカーダ・スモルト、『図書館戦争』の小牧幹久、『十二国記』の利広など。(わたしの好きなキャラ挙げただけじゃん 笑)
上記はキャラタイプはさまざまですが、ツンデレやクールのようなわかる人にはわかる魅力、ではなく、「誰もが認めるいい人・かっこいい人」であることがポイントです。
しかしあまりにも地味でリアルで当たり前な魅力であるために、あまり取り立てては注目されない。
細かな違いはあれど、今までの男性に関する萌え語りはほぼこれに起結するのではないでしょうか。
女性に関しては若干違うのですが、それはいつかまた。




