武骨/ワイルドだけど優しげな人が好き
武骨な人やワイルドな人が案外優しげだと萌えます。
酒場の隅で一人クールに飲んでいる風来坊が、口を開けば「キミは……」なんての、たまらないです。机に足をのっけたりナイフをぶっ刺したりするワイルドぶりですが、話してみれば普通にジョークも解するし、笑顔も見せます。
他には、武骨で忠義に厚い将軍が子供好きだったり、柔らかい口調だったり。
地位ある立場でありながら、一人一人に礼を尽くします。それも行動で示すとか背中で語るとか武骨なやり方でなく、きちんと言葉を尽くして親切丁寧に、です。
たとえ貧民や浮浪者であっても一ミリたりとも見下したりはしません。
口調は、風来坊で書いたことと同じですね。
意外な一面、ではなく、ギャップだと思わせないほどにごく自然に出てくるのがポイントです。キャラクター本人も周りの人も、見かけとのギャップに気づいていない、というか、ギャップとは思ってません。きっと本人に意外ですねと言ったら、苦笑つきで「そうかな?」と言われるでしょう。
外国の本や映画などで、訳の加減かキャラクターに対する認識が違うのか、そのようなキャラクターが出てくることがままあり、とてもグッドです。
主人公との関係について。
年齢は主に三十代から四十代くらいが理想ですが、主人公の年齢から考えると、「兄と言うには老けすぎ、父と言うにはやや若い」というのがよいです。年齢差は二十歳くらいでしょうか。早婚ならばギリギリ父としてあり得なくはない、くらいがベストです。
兄よりは大きく守ってほしく、父よりは対等に接してほしい、というところですね。
主人公は男女どちらでも構いませんが、女性である場合、お互いに恋愛感情は抱いていないほうがいいです。
父よりは……と書きましたが、たくましく、かつ優しく、しかもかなり年上の男性に守ってほしいという、ファザコン的な願望があるのは否めません。しかし父親としての年齢よりもやや若い設定なのは、父性を感じつつも(上記の女主人公の件と矛盾するようですが)恋愛対象としてあり得る対等な男性であってほしいのと、小さい子を持つ父親くらいの年齢が父性のピークのように思えるからだと思います。
……なんかはじめの話からすごくぶっ飛んでしまいました。




