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文字が書けない/読めない描写が好き
異世界もので、庶民が文字が書けない、読めないという話が出てくるのが好きです。
いかにも旧時代的で、異世界にリアルさとシビアさを感じてわくわくします。
また、そのなかで、貴族や学のある人物が代わりに読んだり書いたりするのもかっこいいです。
貧しい子どもが学校に行きたがっているだとか文字を教えてもらうだとかいうような感動的な展開も悪くはないのですが、最も萌えを感じるのはごく普通の大人が手紙などを手にしたとき、サラッと「あ、オレ文字読めねーわ」となる展開です。
男性は読めるが、女性は読めない(女性は学ぶ機会がない)というのもリアリティと前回の「なんちゃって~」を感じていいですね。
そしてそのことをさして気にしてなさそう=その時代/世界では文字が読めないのは当たり前のこと、という古くささがいい。




