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物語のなかに登場する本が好き

 わたし自身は決して読書家とは言いがたいのですが、物語のなかに登場する本は好きです。以下、少々散漫になってしまいましたが、好きな理由や好きなシチュエーションを挙げていきたいと思います。

 まず、物語のなかに登場する本というのは、いわゆる「劇中劇」のような楽しさがあります。物語のなかに別の世界が存在すること、これだけでわくわくします。とはいえ大抵はその本の全容を知ることはできず、一部分の抜粋や登場人物の会話などから本の中身を察するしかありません。それが余計に想像を掻き立てられて面白いです。

 どのような本でも構いませんが、特に好きなのはヨーロッパ風の重厚な装丁の本です。また、それらが収められている壮麗な図書館が好きです。見た目の美しさはもとより、人類の膨大な知識や発見がそこに集積されているかと思うと圧倒されます。特にヨーロッパは長い間世界を支配し、探索してきましたから、世界中の情報が集約されていると言うことができます。もちろんこういった立派な本や図書館というのは実在するものなのですが、日常にはそうそう触れる機会がないので、萌えるのは主に物語のなかということになりますね。よりファンタジックな物語では、本棚が動いて隠し扉が現れたり、怪しい魔術の本とか、悪魔の本とかが隠れていたりします。これは物語世界ならではと言えるでしょうか。ロマンですね。

 本のなかに入り込んでしまう物語も好きです。異世界トリップと同じところもあるのですが、完全なる異世界と違うところは、本という人工的で狭い世界に閉じ込められることや、物語通りに行動を制約されるかもしれないことです。このそこはかとない不条理さと恐怖が、緊張感を生み出しています。

 読書家のキャラクターの魅力は、現実の読書家の人の魅力と同じです。多くの知識を持っていて頼りになり、落ち着いています。また、別の部分で言うと、古い時代設定において女性キャラクターが読書家という設定の場合、昔は読書をする女性は少なかったでしょうから、より一層キャラクターの知性や個性を際立たせることができます。男性に「プレゼントはなにがいいか?」と聞かれた際、他の女性のように宝石や装飾品をねだるのではなく、本を欲しがって周囲を驚かせる、という展開も、ベタながら好きです。同じ読書家の男性と好きな本の話で盛り上がったり、本で得た知識を元に活躍したりするのもいいですね。

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