ミュージカルで男性が歌ったり踊ったりするのが好き
ミュージカルで、男性が歌ったり踊ったりするのが好きです。
全力で歌ったり踊ったりするのは、日常ではまずできないし、お目にかかれない光景なので嬉しいです。感情をストレートに歌や踊りにして表現するというのはいいですね。人間らしいです。わたしがミュージカルを好きな理由のひとつです。いきなり外で歌い出しても周りの人は誰も気にしないし、それどころか一緒に歌い出しちゃったりするなんて微笑ましいじゃないですか。
特に男性はあまり感情を身体で表現(嬉しいときに飛び跳ねたりなど)しない傾向があるので、余計に現実とギャップがあって迫力があります。しかし、男性は歌わない、踊らないという傾向は残念ながら作品のなかにもあって、女性キャラクターには歌や踊りがあるのに、男性キャラクターにはない、あっても少ないということがままあり、そういうときはがっかりします。
女性キャラクターが歌ったり踊ったりするのは率直に「かわいい」「美しい」と思い、日常において魅力的な女性に対して抱く感情とほぼちがいはないのですが、男性の場合にはストレートに「かっこいい」というのとはちがう感情です。普段率直に「かっこいい」と感じるのは落ち着いた男性に対してなので、自由に感情を表現して歌ったり踊ったりしている男性に対してはなんと言えばいいのか……。それも、普段から子どものようにはしゃいでいる男性ならいいですが、「洗練された大人の男性」という設定の場合、フクザツです。素敵だと思う気持ちと、かわいいと思う気持ちと、でもやっぱり慣れていないので気恥ずかしい、と思う気持ちとあります。
日常では刺激されないトキメキを刺激されているような気がします。




