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姫と騎士(ナイト)が好き

 女の子の憧れの男性像と言えば、最も頻繁に挙げられるのが「白馬の王子様」ですね。それもけっこうかなり好きなのですが、わたしは王子様と双璧を成す(?)「姫と騎士ナイト」の構図も好きです。姫にひざまずいて、身を呈して守ってくれるなんて素敵じゃないですか。つむじ見えるし。まあ実際王子様と騎士は紙一重な部分があって、王子様も姫にひざまずいてプロポーズしたり、姫を守ったりはすると思いますが。

 「姫と騎士」で最も取り沙汰されるであろう魅力は、やはり身分違いの恋ですね。どれだけ愛し合っていても触れ合うことのできないじれじれの関係もいいですし、人目を忍んで会瀬を重ねる爛れた関係もいいです。シンデレラの物語のように、女性たちが身分の高い男性の愛を得ようといがみ合っているのは好きではありません。騎士の場合、いくら姫側から想いを寄せていたとしても、騎士のほうが身分が低いので、どうしても女性側が優位であるところがいいんです(身勝手)。

 「少年とお姉さん」もそうですが、わたしは「下の立場の男性に守ってもらう」という構図がやたら好きで、なんか気になってしまいます。身分や立場よりも性別を優先して「女性」として守ってもらえる嬉しさは前も述べたとおりですが、姫が自分より下の男にすがりついてしまうという恥辱感が、またイイ感じです。王子様にときめくのは当たり前だけど、騎士ごときにときめいちゃうのは悔しいじゃないですか……。そういう意味で、前は「庶民の男」「貧乏人」も好きだったのですが、最近はやはり騎士のほうが好きだったりします。姫に忠義を誓っているのがいいのと、姫よりも下とはいえ高貴な身分であるため、適度な上品さがあるのがいいです。武骨な敬語にゾクゾクします。

 また、騎士は戦うことを生業としているため、野性的な血の臭いと、引き締まった肉体がセクシーです。それに、身分が低い男性のほうが肉体労働を想像させ、男らしく感じます。

 たくましい騎士の姿に、姫は思わずときめきます。恋する姫のほうは、女性らしい、もしくは可愛らしい人がいいですね。わたしのように萌えとか言っていてはいけません。そんな麗しく高貴な乙女が、殿方のむさ苦しい肉体に興奮するなんて、生々しくてはしたないです。姫は意図していなくても、姫と騎士との体格のギャップには、性的なイメージがつきまといます。

 このいやらしさ、恥ずかしさがたまりません。

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