表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

交錯

作者: 東雲大地

はじめまして。初投稿となります。この話は明確な意味がありません。書きたいなあと思いながらなかなか書けないジレンマのなかで

自分のそのときの感情をぼんやりと書きました。

読んでくれたらうれしいです。

 無駄を振りかけてみた。現実は厳しいと皆が言うのだ。なれることよりもなれないことが多いのだと。私には社会がよくわからない。この世界を一本の映画とすると途中から見た私には曲解が重なってしまう。この感覚、うれしくもたのしくもない。

 痛いだけだ。怒りがこみ上げるだけだ。振り掛けるのをやめて無駄を蹴飛ばした。

 缶のように転がっていった。私からどんどん遠ざかって行った。


 一 プライド

 ものすごい速いと思っている。石よりも砂よりも速い。あいつらとは坂で勝てないし、風の中では必ず負ける。しかし今は私が上なのだ。私はものすごく速くなった。石は私の遥か後ろで身を砕き、砂は風に捕まれ消えていく。この状況かで私に勝てはしない。

 その上鳥もチーターよりも速い。やつらはいつも、この私を喰おうとするくせに、今は追いつけないのだ。なにしろやつらはここにいるはずがない。たどり着けるわけがない。

 

2 高慢

ようこそとあいつらは歓迎する。この最底辺の私を丁寧に出迎える。金は持ってきた。当然のことだ。どうせ私は何かを食うことになる。あいつらは丹精をこめてしまう。

私は自分を調べていたのだ。しかし私は自分を映して見ることができない。誰かが映してくれればいいものを、今いるのは注文をわくわくとまつウェイトレスしかいないのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ