交錯
はじめまして。初投稿となります。この話は明確な意味がありません。書きたいなあと思いながらなかなか書けないジレンマのなかで
自分のそのときの感情をぼんやりと書きました。
読んでくれたらうれしいです。
無駄を振りかけてみた。現実は厳しいと皆が言うのだ。なれることよりもなれないことが多いのだと。私には社会がよくわからない。この世界を一本の映画とすると途中から見た私には曲解が重なってしまう。この感覚、うれしくもたのしくもない。
痛いだけだ。怒りがこみ上げるだけだ。振り掛けるのをやめて無駄を蹴飛ばした。
缶のように転がっていった。私からどんどん遠ざかって行った。
一 プライド
ものすごい速いと思っている。石よりも砂よりも速い。あいつらとは坂で勝てないし、風の中では必ず負ける。しかし今は私が上なのだ。私はものすごく速くなった。石は私の遥か後ろで身を砕き、砂は風に捕まれ消えていく。この状況かで私に勝てはしない。
その上鳥もチーターよりも速い。やつらはいつも、この私を喰おうとするくせに、今は追いつけないのだ。なにしろやつらはここにいるはずがない。たどり着けるわけがない。
2 高慢
ようこそとあいつらは歓迎する。この最底辺の私を丁寧に出迎える。金は持ってきた。当然のことだ。どうせ私は何かを食うことになる。あいつらは丹精をこめてしまう。
私は自分を調べていたのだ。しかし私は自分を映して見ることができない。誰かが映してくれればいいものを、今いるのは注文をわくわくとまつウェイトレスしかいないのだ。




