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同担拒否は、ホントは拒否したくない!  作者: 櫻木サヱ
同担でなければ

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19/20

放課後の秘密の公園

放課後。

 夏海さんと約束した秘密の場所──

 学校の近くにある、小さな公園。


 誰もいないベンチに腰を下ろすと、夏海さんがそっと手を差し出す。

 「みおちゃん、今日はここでゆっくり話そう」

 ボクは手を握り返すだけで、胸がぎゅっとなる。



 夕陽に染まる芝生。

 風がそよぐたび、ふたりの髪が揺れる。

 近くに座っているだけで、心臓が爆発しそうに早くなる。


 「ねぇ、みおちゃん」

 夏海さんの声は少し照れくさそう。

 「この前のカラオケ、楽しかったね」

 「うん……!」

 思わず笑顔がこぼれる。

 昨日の夜より、もっと胸が熱くなる。



 ボクが勇気を出して言った。

 「夏海さん、今日も……一緒にいてくれてうれしいです」


 夏海さんは目を伏せながら、でも少し笑ってくれた。

 「ボクちゃん……私も」


 近くで見ると、夏海さんの目がキラキラ光っていて、胸がドキドキする。

 思わず手をぎゅっと握り返す。



 ベンチに座ったまま、ふたりで沈黙。

 でもその静けさが、心地よくて。

 手をつなぐだけで、会話以上の気持ちが伝わる。


 「……ねぇ、みおちゃん」

 耳元でささやく声。

 「秘密の公園、もっと好きになっちゃいそう」


 胸の奥がぎゅっと熱くなる。

 「ボクも……夏海さんと一緒にいると、ずっとドキドキする」


 ふたりの距離が自然と近くなって、肩が触れ合う。

 指先が触れ合うだけで、世界が止まったみたいに感じる。



 夕陽が沈む頃、夜空が少しずつ広がる。

 星が一つ、二つと瞬き始める中、

 ボクはそっと心の中でつぶやく。


 “夏海さんと、ずっと一緒にいたい”


 手のぬくもり、目の輝き、囁き声……

 全部が、胸いっぱいの恋心になる。


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