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同担拒否は、ホントは拒否したくない!  作者: 櫻木サヱ
同担でなければ

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放課後デート、初めてのカラオケ

放課後デート第2弾――

 今日は、夏海さんと初めてのカラオケに行く日。


 駅前で待ち合わせすると、夏海さんが手を振って笑った。

 「みおちゃん、来てくれたんだ!」

 ボクの胸は一気に跳ねる。

 「うん!今日は絶対楽しい日になるって思ってたから」

 自然と笑顔が出てしまう。


 手をつないで歩くたびに、体温が伝わって胸が熱い。

 昨日の夜からずっと、この瞬間を楽しみにしていたんだから、当然だよね。



 カラオケボックスに入ると、二人きりの空間にちょっとドキドキする。

 ソファに座ると、夏海さんが小さくため息。

 「やっぱり、二人だけだと落ち着くね」

 「うん……!」

 言葉にならないけど、手のひらをぎゅっと握り返して伝える。


 リモコンを渡され、選曲タイム。

 「最初はやっぱり……みおちゃんの好きな曲にしよっか」

 夏海さんの声に、胸がぎゅっとなる。

 「えっ、いいの?」

 「うん。だって、一緒に楽しみたいから」



 ボクが選んだのは、推し声優さんの曲。

 歌い始めると、夏海さんが小さく手拍子してくれる。

 目が合うたびに、胸がドキドキする。

 歌の途中で、夏海さんがニコッと笑ってウインクした瞬間、心臓が一瞬止まった。


 「……みおちゃん、すごく上手!」

 思わず照れたけど、嬉しくて、もっと笑顔になる。



 交代で歌う時間。

 夏海さんが選んだ曲は、少し切ないラブソング。

 優しい声で歌う夏海さんを、ボクはただ見つめる。

 胸が熱くて、涙が出そうになる。

 歌が終わった後、手をそっと握ってくれたその感触だけで、幸せが全身に広がる。



 「ねぇ、みおちゃん……」

 ささやき声。

 耳元に届くたび、胸がぎゅんぎゅんする。

 「……ずっと、こうやって一緒にいたい」

 もう言葉はいらない。

 ただ手を握り返すだけで、全部伝わる気がした。



 時間が過ぎるのも忘れて、二人で歌い続ける。

 笑い声、歌声、手の温もり……

 すべてが、この部屋だけの特別な思い出になる。


 最後に、ボクは心の中でそっと誓う。

 “これからも、ずっと一緒に笑っていたい”


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