表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役一家の末っ子に転生した俺、家族を守る為に破滅フラグをぶっ壊す  作者: おとら@9シリーズ商業化


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

35/40

魔力障害?

教会に向かいながら考える。


原因は何だ? 胃潰瘍? 結核? 食道癌?


ダメだ、俺の知識には医学的なものが少ない。


こんなことなら、前世できちんと勉強をしておくんだった。


「はぁ……はぁ……」


「奥様、しっかり……!」


「え、ええ、わかってるわ……ゴホッ」


そんなことを考えていると、前を走るホルンに追いつく。

ホルンはほぼ音を立てることなく、俊敏に動いて母上を抱きかかえている。


「ホルン!」


「旦那様は先に行って司祭様に説明を! 私はこれ以上、スピードはあげられませんので!」


「わかった! セリス! しっかり掴まってろ!」


そのままホルンを追い抜き、教会へと向かう。

そして俺に馬を見るように伝え、父上が教会へ飛び込む。

すると、すぐに司祭様がやってきた。

同時に、ホルンも追いつく。


「今すぐこちらに! 馬は使いの者が見ます!」


「ホルン、セリス、こっちだ!」


「うん!」


そのまま流れるように教会に入り、診察台の上に乗せる。

すぐにマイル司祭様が触診を始めた。

そういえば、この世界の医療はどうなんだろ?


「あの、ははうえは……?」


「これは……魔力の流れが乱れております」


「魔力の流れ?」


「セリス君にもわかるように言いますと……我々の身体には魔力が流れており、それが正常に流れていない状態です。その魔力が、身体を傷つけているのかと」


「魔力血行障害か……!」


血行障害……これは聞いたことある。

血の流れが悪くなることで起きる症状だ。

そっか、この世界には魔力障害もあるんだ。


「はい、その通りです。しかし、吐血をするような症状は……セシル様、貴女無理をしてましたね? ずっと、体調が悪かったのでしょう?」


「はぁ……はぁ……すみません」


その問いかけに、母上が静かに頷く。

そんな……どうして。

同じことを思ったのだろう、父上がすごい剣幕になった。


「ど、どうして言わない!? 最近は調子良さそうに……」


「ご、ごめんなさい……みんな楽しそうにしてるから、その負担になりたくなくて……」


「何を言う!? そんなことは……」


「でも、私に時間を取られちゃうわ……それにお金だって」


「……俺は馬鹿だ。君の変化にも気づけず、君がそういう女性だとわかっていたのに」


父上の言う通りだ。

母上はいつも優しくて、みんなを笑顔で見守っていた。

それが嬉しくて、俺達は……気づくこともないまま。


「ふふ、それなら頑張った甲斐があったわ……」


「……司祭様、妻は治るのでしょうか? お金なら、いくらでも払います……!」


「ダメよ、アラン……それは領地のお金……」


「私もそうしたいですが……ご存知の通り、私には簡単な治療しかできないのです」


これが運命? 母上が死ぬことは避けられない?


それにお金が用意できても、それは民の反感を買う。


それは破滅フラグを意味する……どうしたら良い?



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ