表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役一家の末っ子に転生した俺、家族を守る為に破滅フラグをぶっ壊す  作者: おとら@9シリーズ商業化


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

26/40

仮説

その後は、母上達の談笑に参加する。


何せ、気になることが山積みだ。


「ちちうえは昔は冒険者でもあったんですね」


「ああ、次男坊の俺は跡を継げないからな。その時に、モーリスと組んでいたんだ」


「此奴は猪突猛進で困った奴だったわい。怪我をしている冒険者を放っておかんし、仲間に危険が迫ると自ら特攻する」


「まあ、あの頃は若かったしな」


ふんふん、この二人は冒険者という繋がりもある。

となると、ますます変だね。


「あれ? ははうえは? あと、ちちうえは兵士として身を立てたって聞いたような……」


「よく覚えてたな。冒険者をやっていたところ、隣国と戦争が起きてな。次男だったので参加義務があり、一時パーティーを解散して参加したんだ。そこで、救護班にいたお母さんと出会ったんだよ」


「アランってばいつも怪我だらけで大変だったわ」


「想像がつくわい。どうせ、無茶をしたんだろうに」


「わ、悪かったな」


なるほど、今のところ変なところはない。

母上の性格なら、救護班にいてもおかしくないし。


「そうなんだ! あの、モーリスさんに質問しても良いですか?」


「ああ、構わん」


「その、父さんの弱点というか、困ったところは他になかったんです?」


「お、おいおい、セリス……」


父上が、めちゃくちゃ悲しそうな顔をする。

しまった……でも、これは大事なことだ。

これだけ仲のいい二人が敵対するなら、それ相応の理由があるはず。


「ほ、ほら! ちちうえって、いつもキリっとしてかっこいいから!」


「そ、そうか……フフフ」


……チョロい。

いやいや、そんなこと思っちゃダメだよね。


「ははっ! 此奴がキリッとしてカッコいい!? ただの飲んだくれの暴れん坊だった小僧が!」


「お、おい!? そんなことは……ぐぬぬ」


「まあ、否定できないわね……アランってば、昔は酒癖が悪かったもの」


「そうじゃな、このワシと飲み比べができるほどじゃ」


……そういえば、父上の設定は母上が死んで酒に溺れるだったっけ。

この辺りに理由がありそうな気がする。


「今のちちうえから想像できないです! でも、どうしてだろう?」


「此奴はな……惚れた女のために酒をやめたのよ」


「アランは酒癖が悪くて……私がお付き合いしたいならお酒をやめてくださいって言ったの。そしたら、きちんとやめてくれたからお付き合いしたのよ」


……割とよくある話ではある。

でも実際やめられたなら父上は凄いや。


「……そんな昔の話は知らん」


「そんなこと言って良いのか? お主はワシに、もし酒に溺れたなら俺をぶん殴ってくれと頼んだというのに」


「……そのくらいで勘弁してくれ」


「でも、僕はちちうえ凄いと思います! だって自分の好きなことを、ははうえのためにやめたんだもん!」


「ええ、セリスの言う通りよ。アラン、私のわがままを聞いてくれてありがとう」


すると、父上が照れ臭そうに頬をかく。


でも、これで何となく見えたぞ。


母上を失った父上は酒に溺れ、そこをモーリスさんに叱られる。


だけど治ることなく腐り、そんな友を見てられなくて反乱軍に手を貸すのかもしれない。


だったらモーリスさんの信頼を得つつ、母上の病をどうにかしなきゃいけないってことだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ