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暁降ち〜あかときくたち〜  作者: 冬蛍
序章
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第9話 神話 4

 また再び自然が蘇るほどの長いときが経ち、神々は地底に隠れていた者達の下を訪れ、地上に戻そうとした。


 しかし彼らはごく少数を除き、このまま地底に残る事を望んだ。


 神々はまた新しく人類を創造する事とした。今度はいくつもの種族を。


 リェンはリュキと共にハイエルフを、アシェラと共にダークエルフを、メアとジズと共にフォレストエルフを創った。ディノはカハと共にドワーフ族を、リェンと共に獣人族を創った。ジズはリェンと共に翼人族を創った。メアはジズと共に海人族を創った。アシェラはメア、ジズと共に龍人族を、ディノと共に鬼族を創った。


 ここにエルフ族、ドワーフ族、獣人族、翼人族、海人族、龍神族、鬼族の7つの種族が誕生した。


 そして、この世にはまた変化が訪れていた。


 二度の滅びを迎え、世界にはますます瘴気が増え、非業の死を遂げた人類は死に際に瘴気を集め、瘴魔として生まれるようになった。


 瘴魔は人の負の感情を養分とした。また、瘴魔に取り憑かれた人類は時間が経つと動物と同じように魔物へと変貌し、瘴魔に付き従うようになった。


 そこで、アシェラとリュキは共に瘴魔に対する兵士として雪魔族を生み出した。


 ここに最後の魔族が生まれた。


 地上に再び舞い戻ったごく少数の人間族と竜族はこの者たちに溶け込む事を望み、やがて消えていった。


 だが確かに遺伝子として今も受け継がれている。


 そして、神々は二度の失敗から民を適度に管理する仕組みを作り出した。


 その後、しばらくして神々は再び人間が地上に存在していることに気がついた。


 彼らこそが今現在はアルヤ族と呼ばれている者達の先祖であった。


 ここに最後の種族が誕生した。


 

 この時から始まったのが、今現在も続く、第三の世界である。





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