表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
100%真逆男女  作者: 鶏烏
1/2

男と女の出会い



自分の事が好きか、と聞かれて即答できる人間はいるだろうか。好きと言っても何が違う、かと言って嫌いとも言えない…。そんなニンゲンが大半だろう。

私はどう言うかと言うと、「嫌い」と即答することになる。私は自分が大っ嫌いだ。何も出来ない、取り柄もない、ルックスも良くなく頭も悪い。色々なことに挑戦して中途半端で終わる、俗にいうダメ人間だ。

些細な過去によって性格が捻くれた、ゴミのような男である。


そんな男ととある女の、非日常のような物語


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


その女、池田ゆりなに出会ったのは高校に入った時だ。私は中高一貫校で中学からエスカレーターで高校に来た反面、ゆりなは高校から外部受験でこの学校へ来た。

私自身その頃から性格がひん曲がっていたわけで、正直なところ興味すら持てなかった。強いて言うならSNSのタイムラインで「〇〇と遊びに行った〜☆」と言うのばかり見かけていた。なのでそいつには「リアルを充実させた私とは無縁な女子」としか思っていなかった。私自身友達がいないかと言われるといる部類に入るわけだが、昔色々あったわけで、軽い人間不信に陥っている。それもまた後日話すとしよう。


ゆりなは容姿端麗、頭脳明晰、コミュニケーション能力もあり、仲の良い友達がたくさんいる、所謂リア充。アニメとゲームが好きで性根が腐っている所謂オタクの私とは別次元の存在と思っていた。

その年の夏、私はソシャゲの水着イベントに熱を入れながら学校の「応援団旗作り係」なるものに入ったわけだが、どういうわけかその女子も一緒になって入ってきた。私も多少なりとも心得があったし、ゆりなが絵が描けるのは知っていた。だから特段興味も持たず団旗作りをスタートさせた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「水を含めたハケでちょっとずーつ塗っていくといい感じにグラデーションができるのよ」

ゆりなは中学の頃に美術部に所属していたらしい。私は絵の具やペンキ、ハケなんて使ったこともなかったので少し教えて貰いながら作業を進めていた。


「難しいな、どうしても滲んで線から色がはみ出る」と私が言うと、


「水気が多いから少し乾かしてから塗るといいかもしれない」とゆりなは答えた。何なんだこいつは親切の塊みたいなものなのか

何故こいつは私にこうも教えてくれるのか…


これが私とゆりな、真逆の男女の日常的で非日常のような出会いである。

眠いです

少し少なめのストーリーをちょこちょこ上げるつもりです。どうぞよろしく

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ