哲子宇宙人を両親に紹介ス
翌日の放課後、宇宙くんの力(宇宙パワー)を借りてフカバスとバトる計画をたてるべく宇宙くんを東陽高校に呼んだ哲子は校門まで彼を迎えに行った。
部外者を校内に入れるのは今日日難しかったりするのだが、哲子は彼を購買部の業者ということにして宇宙人を校内の購買部まで連れてくることに成功した。だが、そこには先客が居たのです。
「哲子これはどういうことなの」両親が興奮状態。理由は先輩が昨日のフライデー画像を両親に見せたのだ。
「えーっと、これはその」やましい所は無いのだが。
「えっとね、ここに写っているのは私と彼です」
「こんにちは、お父さんお母さん」
「哲子わしは結婚は許さんゾ」
「お父さん!先走り過ぎよ」
「なによ、彼はうちらに力を貸してくれるんだからね」そう説明すると。
「ほう」「あら〜そうなの、私も実はてっきり」二人は宇宙くんをもてなす体制にシフトチェンジ。その間に私は先輩に問いただす。
「先輩はチクリに来たんですか?」
「違うわ、私は制服を売りに来たの。最近キツくなってきちゃって」
「お腹が?」
「胸よ」やおら脱ぎ出す先輩に。
「脱衣室で脱いで下さい!」先輩を脱衣室に押しこみカーテンを閉める。
「昨日お店にうかがうって言ったでしょ」そういえば、そんな事を。
「制服売ったらとっとと帰ってくださいよね」これから作戦会議するのに。
「特に用事は無いんだけど、何か今日この場所に居なくてはいけない気がして」
「何ですかそれは」まったくもう。
「あえて理由をあげるとすれば、昨日のキスのリベンジかしら?」そんな話をしていると、テーブル席から父ちゃんの怒鳴り声が聞こえた。




