前年度からできる事
今回は中学2年生、高校2年生、大学2年生3年生向けに書きました。
進学、就職は早い段階で準備すればするほど有利になります。
では前年度、つまり、高校2年生、大学3年生の段階でできることとはなんでしょうか?
それは調べることと勉強することです。
現在の就職活動は、解禁に当たる会社説明会などの開始時期が3年生の12月以降、筆記試験や面接などの選考が4年生の4月以降となっています。
大学もセンター試験が1月以降。
正直、そこまで焦らなくてもいいのではと思われる方も多いでしょう。
ですが、今できることを今しておけば後が楽になる!
夏休みの宿題と同じです。日々ちょっとずつやれば最後に妙に負担をかけたり、不安に思わずに済むのです。
では本題に入りましょう。
調べることは大まかに分けて二つです。
自分の事と相手の事です。
孫子曰く
敵を知り己を知らば百戦危うからず
です。
自分の事を知って、相手の事を知れば、面接の質疑応答も相手のほしい答えが見つかっていきます。
では、何を調べればいいのか。
自分の事で共通して調べることは
自分のやりたいこと
自分の向いていること
自分の短所
自分の長所
相手の事で共通して
自分の行きたい所の業種(学科、何をやっているか)
職種(授業内容、どんな仕事をしているか)
企業(学校)の特徴
ざっとこんなものでしょうか。もちろん学校や企業によって調べておいた方が良いことはまばらですが、最低でもこの辺りは押さえておいた方が良いです。
自分の事は、自分がよく知っている。
などと言いますが、
自分で知ら居ないことを他人が知っている場合もあります。
もちろん、やりたいこと、自分に向いていることは貴方が一番ご存知でしょう。
しかし、短所と長所は違います。
時として短所は長所にもなりえますし、長所は短所にもなりえます。
そういう時に他人から客観視してもらった時、それが、短所なのか長所なのか解るでしょう。
簡単なのが仲の良い友人や部活動の先輩に貴方の事を聞いてみることです。
よく知っている人ならズバッと長所と短所を答えてくれるでしょう。
相手の事をどう調べるのかは各学校、企業によって違いますが、まず、資料を集めましょう。
インターネットのホームページ、学校に置いてある資料、学校や企業から集められる資料はすべて目を通しましょう。
調べたことはノートに手書きで書いておきましょう。専用の就活(受験)ノートを作り、それに書いていきましょう。調べた資料は切り抜いて、ノートに貼っていくか、A4ファイルにとじていきましょう。
実際の面接の前や、試験前日に見直すのに便利です。
また、その時どう思ったのかを書いておけば受験の動機等がすらすら出てきやすいです。
また、学校や企業を実際に訪れて、見ましょう。
例えば、オープンキャンパスや学園祭、企業の体験実習、最近増えたのが工場見学などです。
百聞は一見にしかず。
バンバン質問して、相手を困らせるぐらいまで質問しましょう。
積極的な人はやはり印象に残るものです。
相手に是非、来年も受けてほしいと思わせることができればこちらの勝ちでしょう。
質問内容はなるべく、見学して感じたこと、疑問に思ったことを質問しましょう。
もちろん質問した内容と回答は就活(受験)ノートに書いておきましょう。
同じ質問をしないようにしましょう。
調べるだけで終わってはいけません。
調べた後、あなたと相手を比べるのです。
自分のやりたいことが、その学校でできるのか、
企業が求めている人材とあなたが一致しているか。
受ける学校や企業を選ぶ時に役立つはずです。
自分に合った学校、企業を選び、後悔しないように勉強をしましょう!
引き続き進路相談を行っています。
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