表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/20

第2の居場所

「交流の街TOWN」そうここが僕の第2の居場所となる。

今日珍しく人がいないので僕はネットサーフィンをしていた。そしてひとつ興味深いサイトを見つけた。

「交流の街TOWN」というゲームを見つけた。そこは普通の生活シミュレーションゲームみたいなもので、自分の能力を上げたり、マイホームを買ったり、結婚したりして人と交流していく場所であり現実の世界をリアルに再現しているようなゲームである。

僕は早速興味津々でパスワードを作り名前をアイコンチャットと同様に「くろあ」で登録した

登録して入ってみたのはいいものの人はいないしやり方がいまいちわからなかった。


とりあえず僕はGYMという建物があったのでそこをクリックして開いてみた。そこには能力アップの筋トレメニューがたくさんあり適当に押してみると見事に能力が上がった。

またSCHOOLという学力アップの建物もあったので同様に能力アップをした。

そして疲れたときには温泉の建物に入り30秒待って体力を回復させた。

またひとつわかったがここにはメールという機能があり携帯のない僕にはとても魅力的であった。


あれこれやっているうちに結構時間がたったのだが誰も来る様子はなくここでのチャットは今日は無理と思い、いつものアイコンチャットに戻った。





翌日再びTOWNに来てみるとひとり「ろすけ」という人が来ていた。そこで早速チャットの方ではなくろすけさんにこのゲームにあるメール機能を使ってメールを送ってみた。

「ろすけさん、初めましてくろあです。よろしくお願いします」

まずは挨拶だけで送ってみた。


2分ぐらい適当に待っているとメールが送ってこられた。

「初めまして、くろあさん。メールありがとうございます。こちらこそよろしくお願いします」

とりあえずメールを見て僕はまたメールを送ってみた


「僕、昨日このTOWN始めたばっかりなんですけど色々わからないことがあるのでよかったら教えてくれませんか?」

メールを送りまたしばらく待っているとメールが返ってきた


「いいですよwといっても僕も約1ヶ月ぐらいしかやってないですけど」


この後メールをしあってろすけさんにこのTOWNのことを色々と教えてもらった。

「ろすけさんほんと今日はありがとうございましたw今日は結構遅くなったのでまた明日試してみますねwそれじゃおやすみなさい^^」

メールを送りチャットの方にも念のためにおやすみと入力し今日のところは退室した。








そしてまた今日僕はアイコンチャットのほうには行かずTOWNに専念したかっとのでTOWNへと行った。

TOWNに行くとろすけさんは居なかったが「めぐ」さんという人が居たさっそくコンタクトをとろうと思いチャットで話すことにした


くろあ:めぐさんお初ですwよろしくですw

めぐ:くろあさん初めましてwよろしくお願いしますねw


とりあえず僕はチャットをしながら昨日ろすけさんに教えてもらったことをしながらめぐさんとチャットをすることにした。


くろあ:めぐさんってここいつ頃から始めたんですか?

めぐ:私は3週間ぐらい前に始めましたよ。くろあさんは?

くろあ:僕は一昨日始めたばっかりなんですよwだからまだわからないことが多くてw

めぐ:あ、そうなんですかwじゃあわからないことあったら聞いてくださいねw

くろあ:はい、丁度昨日ろすけさんにだいたいのことは教えてもらったんですけどまだわからないことがあるのでそのときはよろしくお願いしますw

めぐ:あ、ろすけさんに会ったんですかw私もあの人に教えてもらったんですよ。はい、じゃんじゃん聞いてくださいねw

くろあ:そういえばここって結構人来るの全然見ないんですけど、人ってどれくらいいるんですか?

めぐ:う~ん役場見る限り人は31人くらい登録してるんですけど実質やってる人は少ないんですよ。たぶん10人ぐらいしかまともにやってないと思うw

くろあ:そうなんですか。。もっと増えてチャットとか楽しくできたらいいんですけどねw

めぐ:そうですね~。そうなってくれたら嬉しいんですけどねw


この後もたくさんめぐさんと話した。結構この日でめぐさんとは仲良くなれた気がした。

時間もきたのでめぐさんに挨拶をしてから僕はログアウトすることにした。




アイコンチャットには時々行ったがやっぱりTOWNが気になったので頻繁に行っていた。

僕は学校の友達ひとりをTOWNに誘ってみた。友達は「タモリ」という名前で登録しTOWNを始めた。タモリはかなり気に入ってくれたみたいで毎日メールをしたり楽しくチャットで会話していた。

気づけばその中にはたまにろすけさんやめぐさんなどが混じって楽しく話したりしていた。

また僕たちより長くTOWNに住んでいるkotaさんのりっぴさんマリさんたちに出会った。


TOWNに住み着いて1ヶ月たつ頃にはもうすっかり僕やタモリはTOWNに慣れていて、マイホームを建てたりして楽しんでいた。また着実に総資産が増えてきていた。


そしてTOWNでも今の現在までで一番の出会いがこの頃にあった。

いつも通り僕がTOWNで暇をしていると「沙良」さんという人に出会った。

沙良:くろあさんこんにちはw初めまして沙良です。よろしくお願いしますw

くろあ:お初ですwこちらこそよろしくお願いしますねw

沙良:ここってなんか変わってますよねw変わってるっていうかチャットしながらこんなにたくさんのことで遊べるなんてw

くろあ:僕も最初来た時はびっくりしました。でもそれがここTOWNのいいところだと思いますw

沙良:ですねw私も来たばっかりだけど凄く気に入っちゃいましたw

くろあ:僕も凄くここ気に入ってますw共に楽しんじゃいましょうw


沙良さんとは初めて喋ったわりにすぐに気が合いなんでも話していた。また沙良さんと話しているとアイコンチャットで仲良くしていたとりでのことを思い出したりもした。

沙良さんは僕よりひとつ年上でどこか喋り方などお姉さん的なところも感じた。でもやっぱりひとつ年上といっても無邪気なところは変わらなかった。


僕は沙良さんと会話して僕が落ちる前はいつも沙良さんにメールを送った。

「今日も楽しく話せてよかったですwなんかいつもこうやって沙良さんと楽しく喋ることが僕はとても嬉しいですwまた明日もよろしくお願いしますwそれじゃおやすみw」などと送っていた。

沙良さんからもいつもメールがあり本当にTOWNで毎日を楽しく過ごしていた




気づけば6月後半僕も14歳になりあと1ヶ月もしないうちに夏休みだった。

僕のリアルの友達もまたひとり誘ってみた。名前は「サナトス」で登録していた。

だけどこのサナトスはよくkotaさんと喧嘩をしていた。ネチケットがなっていないとかをよくサナトスに注意していた。だけどネチケットはわかるんだけど、「こん」などという挨拶が嫌いらしくて「こんばんわ」などと略さず言わなければならなかった。そして前までのTOWNはこんな感じじゃなかったなどと前とよく比較をしていた。kotaさんも僕たちより3歳も年上なんだから子供相手にそんなに言わないでもと何回も僕は思った。

まぁでもkotaさんは悪い人じゃないんだけど。

それとkotaさんのTOWNでの結婚相手マリさんは楽しく面白い人だった。マリさんとは話があったから僕が高評価するだけかもしれないけど。でも本当にいい人だった。


そして誕生日の時には沙良さんから誕生日プレゼントを贈ってもらった。それは「アンティーク時計」で国語、音楽、美術の能力を上げるアイテムだった。でも僕はそれは使わず今でも沙良さんからのアイテムは保管している。


この6月後半には気づけばTOWNの人数も少しずつだが増えてきていた。


くろあ:最近少しずつだけどTOWNも人増えてきたねw

沙良:そうだねwこのままもっと増えていくといいけどw

タモリ:うんうんw

くろあ:それより、今日も暑いね~。。授業中寝てるときめっちゃ暑かった。

タモリ:そういえばくろあおもいっきり寝てたなw

沙良:寝ちゃだめだよwwていうかふたりってリア友同士なの?

くろあ:あっそういえば言ってなかったねwうん、そうだよw

タモリ:あとサナトスともw

沙良:そうだったんだ、知らなかったwタモリさん学校のくろあってどんな感じなの~?

くろあ:聞かなくていいからwwタモリ言わなくていいからなww

タモリ:沙良さん、あとでメールで教えてあげるw

沙良:うんw

くろあ:おぃおぃw


基本だいたいはいつも僕、沙良さん、タモリというメンバーで話していた。たまにめぐさんが来た時にはめぐさんを入れて話していた。



そしてついに待ちに待った夏休みが来た

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ