信頼
アイコンチャットに過去ログを消しに久しぶりに僕はアイコンチャットに入室をした。
確かに過去ログは残っていて閲覧側からも覗き放題だった。
それにしても過去ログがこれだけ残っているということはいつものメンバーもしばらくはここに来ていないということがわかる。
早速は僕は過去ログを消すために全てクリアをしていた。
過去ログは一応消せることができるのだがそれは自分が発言したところだけだ。
そのため奈々やムロウが喋っていたところだけは残ってしまう。
どうやら皆も消すことを忘れているのだろう。
あの時は本当に色々とやばかったからな。
とりあえず僕は自分のところだけはクリアすることができて誰もいないチャット部屋で落ち着いていた
だが僕が落ち着いているところにまたしても僕を驚かせる入室者がきた。
管理人:とりでさんが入室しました。
僕はこの名前が見た時驚きが半端なくてまたパソコンの画面を見たまま固まってしまった。
最近こんなことが多いような気がするが。
とりで:ひっさしぶり~くろあw
どうやら僕が知っているあのとりでのようだった。
くろあ:え、ちょ、ちょっとなんでここにとりでが!?
とりで:なんでって言われてもここチャットだし誰が来てもおかしくないだろw
くろあ:それはわかってるけどでもとりで2年前に会ってそれ以来全く来なかったじゃん!
とりで:あ~正直言うとあの春休み終わってからは自分からチャット行かなくなったんだ。なんかやっててチャット合わないかもって思ってねw
そうだったのか。とりでにはチャットが合わなかったのか…。
とりで:でも楽しくなかったってわけじゃないよwくろあや他の人たちと喋ってる時とかも普通に楽しかったしw
くろあ:そう言ってもらえるとこっちも嬉しいよw
とりで:それとチャットは来なくなったけどさこのサイトの掲示板に結構居るんだよねw基本そっちに居るからチャットには来なくなったのもあるけどねwあとたま~にチャット閲覧してるときもあるよw
くろあ:へぇ、そうなのか。
じゃあもしかしたらとりではこの前のアイコンチャットで起こったこと知ってるのかも
くろあ:とりでってまさかこの前アイコンチャットで起きたこと知ってる?
とりで:ははw知ってるさアレだろ?丁度閲覧してたからなw
やっぱりとりではここであったことを知っていた。
くろあ:閲覧してたのかw
とりで:なんか申し訳ないなw
くろあ:いや、いいんだけど…。
とりで:それにしてもまさか奈々がくろあのことをなぁ。
くろあ:僕もびっくりだよ。
本当に奈々が僕のことを好きだったなんて今でも信じられない。
このアイコンチャットで皆のアイドルのような奈々が僕の事を好きになるなんて…
とりで:それでくろあどうするの?
くろあ:どうするのって?
とりで:奈々に返事だよw告白されたなら返事は返さないといけないだろw
返事か。そうだよな返さないといけないんだよな…。
とりで:もしかして迷ってんの?
くろあ:うん。正直ね…。
とりで:そうかぁ。。でもなんで迷ってるんだ?
くろあ:それは言えないけどでも凄く迷うことなんだよ…。
さすがにむらぁのことを考えていて返事に困ってるとは言えない
とりで:まぁ大切なことだからな。時間をかけて考えるがいいよwでも時間のかけすぎには注意だよw
くろあ:あぁそうするよ。。
とりで:まぁくろあは駄目でもなんとかするってのがくろあらしいんだけどねw
くろあ:え、どういうことだw
とりで:だってくろあはどんな事件でもなんとかしてきたじゃんw2年前に誰かに告白されたときもそうだったし奈々との騒動の時も大丈夫だったじゃないかwきっと今回もなんとかなるさw
くろあ:ちょっと待てよ、とりでなんでそんなことまで知ってるんだよ!?
とりで:だって閲覧してたしw
とりでは2年も閲覧してたのか…。しかも結構な確率で。
入室してくれたらよかったのにと思ってしまった。
とりで:だからくろあ今回もがんばって!君ならできる気がする!
くろあ:そうはしたいんだけど。できるかな?
とりで:うん!友達の俺が言ってるから間違いないさ!
そういえばとりでと初めて会ったときは不思議とこいつとすぐに仲良くなれたんだよな。
くろあ:ありがとうwなんかとりでに言われるとできる気がしてきたよw
とりで:いやいやwさてなんとかくろあを励ますことができたし俺はそろそろ落ちるよw
くろあ:とりではこれからはここに来たりは?
とりで:どうかなw俺はチャットより掲示板が合ってるからねwでもこの騒動がおさまった後なら来てもいいかなw
くろあ:あぁじゃあ必ず終わらせてみせるよ!だからその時には…
とりで:うん!約束だ!任せたよ、くろあw
くろあ:わかってるよw
とりで:それじゃあねw
管理人:くろあさんが退室しました。
今度はとりでに励まされた。
そしてとりでと約束をした。
必ずこのアイコンチャットでの騒動を終わらせるということを。
だからこんな騒動絶対に終わらせてなきゃいけない。