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元伝説の迷宮踏破者、今は過疎配信おじさん ――魔王が幼女に転生して来たので、再び迷宮の最深部へ  作者:
一章 おじさん、宿敵と再開する

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十話 おじさん、選抜戦に挑む⑧

 討伐選抜戦第二試合、残った間に起こったこと、それは蘆原勇剣(アシハラ・ユウキ)、彼の蹂躙であった。


 4人の【冒険者】を倒した直後、残った4人を見つけるために市街地の建物を更地にし続け、制限時間内で2人の【冒険者】を倒した。


「第二試合終了!!!! 蘆原(アシハラ)選手、怒涛の6人斬り! 所属パーティの合計点は12ポイント! そして、個人30ポイント! 実況も何が起きてるのか理解出来ません! それはそれとして生存した2人、桂選手と寺田選手の所属パーティに1点追加です! 第二試合の結果はこの通りになります!」


【魔王】討伐選抜戦第二試合


1位 蘆原パーティ 14ポイント

2位 桂パーティ 2ポイント


個人


1位 蘆原勇剣 30ポイント


 画面に映し出されたポイントの集計を見て、カナは興奮気味に喋り出した。


蘆原(アシハラ)パーティを誰も止められない、そんな試合でしたね! ミリアさん!」


「そうですね。他の【冒険者】が弱かったという訳ではなく、明らかに蘆原(アシハラ)選手だけ物が違ったと言うのを感じ取れた試合でした」


 ミリアは蘆原勇剣(アシハラ・ユウキ)の一方的なまでの試合を見て、直感で彼がレンジの障害になり得ると感じていた。


(場合によっては、僕の手で消しますか? いや、そんなことしたら師匠が怒るな。でも、それほどまでに蘆原勇剣(アシハラ・ユウキ)は脅威となってる。出方次第では、僕も我儘を通しますよ、会長)


 ミリアの表情が厳しくなる一方、何故か、空気が重くなったのを感じたカナは場を盛り上げようと彼女へと喋りかけた。


「本日の試合はここまでですが! ミリアさん! 如何でしたか? 2つの討伐選抜戦を通じての感想は!」


「第一試合、第二試合、其々色が出た試合でした。今後が楽しみになってきましたね。残りの11パーティの試合が楽しみになります」


「そうですね! 第一、第二試合を通じて、これから多くの戦略や、展開が生まれるかもしれませんね! それではこれを持ちまして、本日の【配信】は終了とさせていただきます! 皆様、高評価! 感想! ガンガンお待ちしております! 実況の早乙女(サオトメ)カナと!」


「星空ミリア」


「「の2人でお送りしました」!!!!」


 そうして、画面は暗転し、初めての【冒険者】同士の戦いは、【配信】終了となる。


 【配信】終了後、TX上で様々な議論がなされた。


『神企画、最後まで見ます』


『うーん、別に【冒険者】同士の戦い見てもあんまり燃えないなー。この時間に迷宮(ダンジョン)潜って欲しかった』


『強さ議論が捗りまくるな。これ実質、S級除いた【冒険者】最強決定戦になるだろ』


蘆原(アシハラ)強すぎるワロタ。何あれ、もうコイツが優勝だろ』


蘆原(アシハラ)の横にいた女の子? が3人目なのかな? あんな可愛い子がいるなら早く知りたかった』


蘆原(アシハラ)に勝てるの今んところレンジとかいうおじさんくらいじゃね?』


『一戦目の味方を裏切った【冒険者】、ファンだったんだけど、もう見るの止めるわ。卑怯すぎるだろアイツ』


 トレンドはそれ一色で持ちきりとなる中、作戦室にて、レンジ達は今日の試合の振り返りをしていた。


「一戦目だった訳だけど、2人はどうだった?」


 レンジが2人に問いかけるとアルディーニとマーラは答えた。


「自分はボチボチかな。手札を見せずに勝ち切れた。いや、動画とか見られたらバレるんだけど、今回の選抜戦では切りたくないカードはまだまだあったから、それを切らずに勝てたのは良かったかなー」


「俺もボチボチだ。可もなく不可もない。強いて言うなら、俺の獲物がほぼ狩られたことくらいだ。逆にレンジはどうなんだよ?」


 マーラに所感を尋ねれられ、レンジは少し考えた後、ゆっくりと口を開く。


「うーん、僕は今回は偶々勝てたけど、次の試合は厳しい物になりそうって感じた、かな。言っちゃえば、みんな初めての試合だった訳で、感覚、要領がわからなかった。でも、次は違う。対策を練って、誰が誰にぶつけるとか、普段は使わない【スキル】を使うとか、戦略の幅が広がって、攻略が難しくなりそうって感じたかな」


 レンジはそう言うと作戦室についている巨大なディスプレイに、蘆原勇剣(アシハラ・ユウキ)が活躍する姿を見せる。


 それを見た、マーラはマナカの存在を思い浮かべ、露骨に嫌そうな表情を浮かべた。


「何度も取り上げられてるけど、今日の試合で一番注目度を上げたのは彼だね」


「アレどうやって攻略するかだなー。俺の魔弾で倒せる様な相手じゃなさすぎる。今日の試合中、最後、相手選手を探すために【魔力】で斬撃飛ばしまくってた上でまだまだ、底が見えなかった」


 アルディーニが頭を悩ませている横で、マーラは自身で買っておいたお菓子を広げ、それを口に放り込んだ。


「加えて、松風とか言う奴。アイツの動きがいやらしい。ドローンを用いた援護戦法。あの瞬間転送(テレポーション)とかいう【スキル】、内容は知らんが他の奴らが使って無いってことで、汎用性がある【スキル】ではないんだろう。だが、それを使いこなしていた。一度見れば分かるほどに、蘆原勇剣(アシハラ・ユウキ)を座標ピッタリに移動させてた。アレをやられて逃げられる【冒険者】の方が少ねえだろ」


「確かに。うーん、ぶつかる前までに、攻略の糸口を掴めればいいんだけどなー」


 蘆原勇剣(アシハラ・ユウキ)という巨大な壁、その存在にレンジ達は頭を悩ませる。


 様々な【冒険者】が合間れるパーティ同士の大乱闘。

 討伐選抜戦、波乱万丈の幕開けであった。

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