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心の星  作者: 深織
8/9

「好きだよ」

「ねえ灯、空を見上げて、目を閉じてみて」


「え?」


突然言われたことに驚きつつ私は従う。


「こうするとね、昼には見えないはずの星が心の中で照らしてくれるんだよ」


「…っ!」


「灯、これはね、昔灯が俺に教えてくれたんだよ」


確かに私は昔、この公園で誰かにこれを言った。


その人が湊人だったなんて。


「俺さ、あのとき、今の灯みたいにいなくなりたいって思ってたんだ。けど灯の言葉で俺は救われた。その後もずっと。俺がどんなに孤独で辛くても灯は見てくれてるって思って」


私は目を閉じたまま静かに聞く。


「だから、辛くなったら思い出してよ。俺が助けてくれるようにお願いしとくから」


閉じた目から流れた涙を湊人が優しく拭った。


私は目を開けて湊人の方を向いた。


「ありがとう」


すると湊人は言いづらそうに、けど少し顔を赤らめて言った。


「それに、俺には灯が必要だから。前に言われた言葉もそうだけど、それだけじゃなくて、その…灯のことが好きだから。だからいなくならないで」


私は驚いた。


自然に頰が緩む。


「私も…好きだよ、湊人くん」


湊人も微笑んで私を抱きしめた。


今度は愛おしそうに、優しかった。

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