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【漫才】リアル人狼

作者: かみひとえ

2人 「はいどうも〜」



ボケ「リアル人狼がやりたい」


ツッコミ「リアル人狼?なにそれ?」


ボケ「人狼っていうゲームは知ってる?」


ツッコミ「うん知ってるよ。あのカードで役割を決めてやるやつでしょ?」


ボケ「そうそう。で、俺はそのリアル版がやりたい」


ツッコミ「人狼のリアル版ってどういうことよ」


ボケ「普通の人狼はカードを引いたらその役割でゲームを進めるだけじゃん」


ツッコミ「うん」


ボケ「でもリアル人狼だと、カードを引いたらその役割に実際になるんだよ。人狼を引いたら身体中から毛が生えてきて、占い師だったら占えるようになる。それで人狼は村人を襲ったりする」


ツッコミ「なるほど〜。じゃあ、もし村人が人狼に襲われたらどうなるの?」


ボケ「それはもうご愁傷様でしただよ」


ツッコミ「え死ぬの!?」


ボケ「うん」


ツッコミ「やばいね。とりあえずやってみようか」


ボケ「うん。じゃあまず俺が人狼の役やるから」


ツッコミ「じゃあ僕が村人やるよ。まずは話し合いだね。プレイヤー全員で話し合って吊す人を1人決めるやつ」


ボケ「分かった」


ツッコミ「ちなみに吊るされることになった人は?」


ボケ「吊るされて死ぬ」


ツッコミ「ですよね。じゃあとりあえず話し合いを始めるとして、まず僕が君を疑うよ」


ボケ「うん」


ツッコミ「お前が人狼だろ!」


ボケ「そ、そ、そ、そんなことないよ」


ツッコミ「バレバレだよ!」


ボケ「そ、そ、そ、そう?」


ツッコミ「何で今もビクビクしてるの。もっと上手にごまかさないとダメでしょ!」


ボケ「なんか動揺しちゃって」


ツッコミ「人狼向いてないんじゃないの」


ボケ「とりあえず今度は夜の場面をやろう」


ツッコミ「夜になると人狼に誰か1人襲われちゃうやつだよね」


ボケ「ガチャ、ドアが開く」


ツッコミ「お、来た来た」


ボケ「ガオー!」


ツッコミ「お、お前は人狼!?」


ボケ「いえ違いますけど、1人じゃ怖くて眠れなくて」


ツッコミ「誰だよ!」


ボケ「夜1人で眠れないタイプの村人」


ツッコミ「村人はやらなくていいんだよ!人狼で来ないと駄目でしょ!」


ボケ「分かった。ガオー!」


ツッコミ「お、お前は人狼!?」


ボケ「あの〜そうなんですけど〜、1人じゃ怖くて眠れくて」


ツッコミ「お前もかい!人狼が夜怖かったら駄目でしょ!」


ボケ「でも夜って怖いじゃん」


ツッコミ「じゃあ人狼はもういいから占い師やって」


ボケ「うん」


ツッコミ「占いの結果を発表して」


ボケ「私はあなたを占いました」


ツッコミ「私ですか!?」


ボケ「あなたは…人狼です」


ツッコミ「私が人狼ですか!?違いますよ!」


ボケ「いえあなたは人狼です。あなたを占ってそう出ました。」


ツッコミ「本当ですか?」


ボケ「いえ、単にあなたが気に入らなかったから人狼って言いました。」


ツッコミ「駄目じゃねーか!好き嫌いで占いの結果変えちゃ駄目でしょ!」


ボケ「えー」


ツッコミ「えー、じゃないよ」


ボケ「分かった。じゃあ逆に俺が村人やるからお前人狼やって」


ツッコミ「僕が人狼?まあいいけど。夜になって、ガチャ!」


ボケ「!?」


ツッコミ「ガオー!人狼だぞ!」


ボケ「…来やがったな人狼め!!」


ツッコミ「え?」


ボケ「俺がボコボコにしてやる!オラ!オラ!」


ボケがツッコミを殴る。


ツッコミ「痛い痛い。ちょっと、ストップストップ」


ボケ「え?」


ツッコミ「え?じゃないよ。村人が人狼に反撃しちゃ駄目でしょ!」


ボケ「なんかやられっぱなしは嫌だったから」


ツッコミ「嫌だったからじゃないよ。そういうゲームなんだから。」


ボケ「じゃ今度は霊媒師…」


ツッコミ「もうええわ!どうもありがとうございました〜」

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