2/7
恐ろしい風
恐ろしい風
冬から春にかけて、恐ろしい風が吹いた。夏の強い紫外線に風は少し弱くなったが、また、秋が過ぎるころ、もっと激しく、容赦ない悪魔の風となって吹きすさぶのだろう。誰も守ってくれない。誰も救ってくれない。本当のことを言ってもくれない。これで良いのだろうか?弱いものはただ、息を潜めて、蓑虫の様に殻にじっと閉じこもっているほか手立てはないのだろうか。ああ、狂おしいほどに叫びたい。
初夏になっても、まだマスクが届かない。必要でもないが。
恐ろしい風
冬から春にかけて、恐ろしい風が吹いた。夏の強い紫外線に風は少し弱くなったが、また、秋が過ぎるころ、もっと激しく、容赦ない悪魔の風となって吹きすさぶのだろう。誰も守ってくれない。誰も救ってくれない。本当のことを言ってもくれない。これで良いのだろうか?弱いものはただ、息を潜めて、蓑虫の様に殻にじっと閉じこもっているほか手立てはないのだろうか。ああ、狂おしいほどに叫びたい。
初夏になっても、まだマスクが届かない。必要でもないが。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。