すろ〜らいふ
なんてことないお話です。
「よっ」
すいーっ…………ぽちゃん。
「しまった、少し遠いか……まあそのうち届くだろ」
すたすた。ひょい。
「手始めにほいっと」
しゅっぱしゃんぱしゃんぱしゃぱしゃしゃっぽん。
「はいだめー。はい次ー。これでいいやほい」
しゅっぱしゃしゃんどぼん。
「もっとひどかった」
てくてくてく。
ざり、ざり、じゃらじゃらじゃら……
「んー、これでやってみよ」
てくてくてく。
……しゅっ! ぱしゃんぱしゃん!ぱしゃしゃしゃしゃーしゅぽん。
「あー惜しかったなあ」
てくてく。
「惜しかったし次最後でいっか」
てくてく。じゃりじゃりじゃり……じゃらじゃらじゃら……
「……帰ろ」
てくてくてくてく……………………
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これを付け始めてから二百の日暮れを迎えた。
特に思うことはない。
今日は川で暇を潰そうとしたが、すぐに飽きてしまった。
その後はさっさと夕餉を取り、筆を取っている。
この後もすぐに床へ向かう。
この生活を始めて以来最も早い就寝時間となるだろう。
そして、起きたら釣りでもしようと思う。川見てたら釣りがしたくなっただけだ。
ところで彼はドコでナニをしていたのでしょうね。
音だけを見ると懐かしい遊びをしていそうな気がしますが……本当にそうだったのでしょうか?