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俺と姉貴がオンラインゲームで付き合ってる話 しーくえる  作者: 黒斬行弘
第一章 自由同盟本格参戦

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自由同盟とBMAの初の顔合わせ

「どうも初めまして!自分はBMAの剣士「スターナイト」と言います!(あこが)れのダークマスターさんに会えて光栄です!」


「ど、どうも。よろしくお願いします」


「自分、スターナイトっていう名前を少し後悔していたんですけど、ダークマスターさんの名前の由来(ゆらい)を聞いて、マジすげーって思いました!」


「そ、そうなんだ」


 ここは「光の森」と呼ばれる、初心者用の狩場の一つだ。今日は、グラマン率いるBMAの幹部の皆さんとの初めての会合だ。で、スターナイトさんの挨拶(あいさつ)の時に、上のように言われた。


 そもそもなんで、俺の名前の由来をこの人が知ってるかと言うと、グラマンこと実明さんから前もって聞いていたのと、ちょっと前に行った俺の挨拶が発端になっている。


ダーク「えー、自由同盟の剣士『ダークマスター』です。よろしくお願いします」


アッキー「そして黒を征する男よ!」


ダーク「ちょっとアッキーさん、あんた何言ってんの!?」


 俺がBMAの皆さんに挨拶していると、いつものように明海さんがちょっかいを出して来た。なので、明海さんに抗議をしていたんだ。


「え?黒を征するってなんですか?」


 そしてそれに食いついてきたのがスターナイトさんだ。


「ブラックアースを征する者=黒を征する者=ダークマスターっていうのが正式な由来だよ」


 って団長が答えたんだ。そしたらスターナイトさん大興奮ですよ。


「ブラックアースを征する、黒を征する者でダークマスター・・・・。マジカッコいいです!」


 やめてええええ!もうやめたげて!俺のライフが無くなっちゃう!


 そんな俺らのやり取りを見ていた姉の里奈と後輩の燈色(ひいろ)は、さっきからネットの無料通話「スカイポ」で笑いっぱなしだ。


里奈「良かったじゃない。その名前を褒めてくれる人が居てw」


燈色「そうですよ先輩。いや、黒を征する先輩」


真司「うるせーよ!」


里奈「怒っちゃやだー、黒を征する先輩www」


 ぐぬぬぬぬ!こいつらホント腹立つわ!


真司「大体、里奈だって、里奈だからエリナとか安易な名前じゃねーか!」


里奈「はあ!?私のはちゃんと意味があるんですぅ!」


真司「どんなだよ?」


里奈「電子世界の里奈、ElectricRINA、略してエリナよ」


燈色「なるほど、E-RINAってことですね?」


 むうう、思ってたよりちゃんとした理由だったな。あー、タイムマシンがあったら過去の俺に伝えたい、「その名前だけはやめとけ」と。


グラマン「スターナイト、良い名前じゃないか!名前負けしないよう、頑張るんだ!」


スターナイト「はい!」


 スターナイトさんは、グラマンこと実明さんから激励(げきれい)されてますますはりきってるようだ。俺はそんな二人のやりとりをなるべく見ないようにしつつ、次の人の自己紹介へと意識を集中していた。


「トリックスターです。職業は奇術師。よろしくお願いします」


 そう言ってぺこりと頭を下げるトリックスターさん。さっきのスターナイトさんと比べると、幾分か落ち着いた人のようだ。落ち着いたって言うか、燈色と同じ匂いを若干感じるな。


トリックスター「あ、申し訳ありませんが、私の名前にはダークさんのような面白い由来とかありません」


 ぐほおおおおおおおおおおっ!心臓をえぐるような一言が来た。


里奈「あっはっはっはっは!面白由来だって!ぷぷーw」


真司「うるせー!全然面白くねーよ!」


里奈「怒らないでよダークマスター♪」


 ぐぬぬぬぬ!


ダーク「えっと、別に受けを狙ったわけじゃないんですよ^^;」


 とりあえず別に面白くしようとして名前を付けたわけではないので、そこだけは主張しとこうと思う。


トリックスター「え!?じゃあ、本気で考えた由来なんですか!?なんかすみません、面白い由来とか言っちゃって・・・」


 トリックスターさんに申し訳なさそうに謝られた。本気で謝られると余計惨めになってくるので、軽く流してくれると嬉しい・・・。


グラマン「そうだぞトリックスター!私もダークマスターの名前の由来を初めて聞いた時は、感動で胸が高鳴ったのをよく覚えている」


 普通だったら「うるせえ!」とか言う所だが、グラマンの中身は実明(みはる)さんなので、そういうことはとても言えない。しかも、スターナイトさんがめっちゃこっち見てるので、それを無下にも出来ないと言う。なんか、変な悪循環に陥りそうな予感がする。


「初めまして、NEOと申します。職業は僧侶です。まだまだ未熟者ですので、皆さんの助けを得られればと思います。よろしくお願いします」


 BMA最後と思われるNEOさんの挨拶が終わった。この人も、さっきのトリックスターさんと動揺に、落ち着いた雰囲気の人だ。


NEO「後でよろしいんですが、千隼(ちはや)さんとエリナさんには、ヒーラーとしての動き方について、色々教えて頂きたいんですけど、よろしいですか?」


 自己紹介の後、すぐに千隼さんと里奈のところへ行って、そう言っていた。すげえ勉強熱心な人だな。


アッキー「スターナイトさんも、黒を征する者であるダーク君から、色々アドバイスもらったら?」


 ちょっとおおおおおお!この人また何余計な事言っちゃってんの!?そんな事言ったらはりきって来るに決まってるじゃん!


スターナイト「え?いいんですか?ぜひお願いします!」


 ほらあああああ!別に普通にアドバイスしたりするだけなら全然構わないんだけど、憧れのダークマスターっていう体で接して来るんだよこの人!そんなの耐えられんわ!


里奈「ほらー、憧れのダークさんがちゃんと教えてあげなさいよwww」


ダーク「お前ちょっと黙ってろよ!」


里奈「照れるな照れるなw」


 この女マジで腹立つな!って、燈色が全くボイスチャットで絡んでこねーなと思ったら、あいつはあいつでトリックスターさんと何やら話し込んでいた。


 なんで顔合わせの場で、アドバイスがどうのこうのって話になっているかと言うと、実は自己紹介の前に模擬戦をやったんだよ。BMAのメンバーが、ほとんどが初心者だって事もあって、一度実力を知るためにも模擬戦をしたほうがいいかもって事になったんだ。


 結果は自由同盟の圧勝だった。そりゃそうだ。元シャイニングナイトの千隼さんと、INTヒーラーの里奈がいるのはでかかった。そして、その二人から教えてもらっている燈色も実践経験はほぼ無いとは言え、まるっきりの初心者ではない。そして、俺と団長とアッキーさんも、まったくの初心者ではないしね。


 それと、今度攻める予定のカルニスク要塞の場所の記録も行ってたんだ。千隼さんとグラマン以外のほぼ全員がカルニスクの場所を知らなかったしね。


 なので、カルニスク戦への準備は、実力以外はほぼ万全と言って良い状態だ。実力は装備の充実と実践を積まないとどうにもならないので、この際考えない。人数もブラックアウトまでとは言えないものの、お兄ちゃんLOVEにはかなり迫っていると思う。


 とにかく、明日の要塞戦が楽しみになって来たなあ。

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