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マジックヴィルチィでの生活

俺が【マジックヴィルチィ】に来てから約4ヶ月がたった。

いきなり時間が飛びすぎだと思っているだろうが仕方がない、だって毎日ほとんど同じことの繰り返しだしさ、変わったことといえば俺のレベルが大幅に上がったことだ今の俺のステータスは。


名前・【神無月翔(かんなづきかける)

種族・【人間】

性別・【♂】

職業・【なし】

Lv・【87】

攻撃(アタック)・【10320】

防御(ディフェンス)・【8840】

速度(スピード)・【12500】

知力(マインド)・【11040】

魔力(マジックポイント)・【7500】

魔法防御(マジックディフェンス)・【6950】


【保有スキル】

【種火】【浄化】【水】【闇】【電】

【土】【一閃】【空歩】【剣の心得】


と、軽くインフレを起こしているように思える、だがこれをエインに‥あっそう、俺はエインに


「同居しているのに敬語なんて使わなくてもいいわよ、私のこともエインって読んで」


と言われた。続きだがこれをエインに伝えると、

「あら、2ヶ月でこんな伸びるなんて、貴方、素質あるかもね」


と言われた、ちなみに【一閃】【剣の心得】は兵士の訓練に混ざらして貰った時に覚えた回りからは


「これが才能の違いかぁ」

などと言われていた。

え、何、そんなスキルって習得難しいの?剣の練習の後ステータスを見たらすぐに見つけけど。


異世界に来てこんなスローライフを満喫出来るとは思っても見なかった、クラスの奴はどうなっただろうか? そんなことを思いながら俺はいつもの生活をエインに言われた通りの生活をしている。


◆◇◆◇◆◇


俺の朝は早い。その理由は簡単、エインは朝に弱いからだ。

はじめは完全無欠の超人美人かと思ったが、意外な弱点もあったりした。


「水」


と唱え、無理矢理体を起こす。


まずは朝食作りだ、エインが、中級第三魔法、 【溶けない氷】(エターナルアイス)を元にして作った地球で言うところの冷蔵庫から材料をとりだす。


「まぁ今回は簡単に目玉焼きでいいだろう」


地球で学んだ知識を活用し目玉焼きを作る、火は【種火】を使えばなんとかなる、魔法の力ってすげー、そんなことを思っていると、


「あら、いい臭いがするわね」


そう言って台所に入って来たのはエインだ、今は仕事服を来ている。エインの仕事は薬師兼魔法研究者だ、徹夜は当たり前らしい。

だが、それらしい隈が見当たらないのは不思議である。


「そろそろできますよ」


そう言ってリビングにできた料理を運んで行く。

「「いただきます」」


これは【マジックヴィルチィ】ではない習慣らしいが、俺がやるとエインさんもやりはじめた。


「相変わらず貴方の料理は美味しいわねぇ」

「そんなことはないですよ」


そう、俺は別に料理の腕が言いわけではない。ただこの世界の料理が美味しくないだけである。

エインの料理をはじめて食べた時は思わずむせてしまったほどだ。


「それじゃ私は仕事に行ってくるから宜しく」

「わかりました」


こっからが本番だ、まず洗濯物を新しく干す、その後俺も仕事に行く。エインさんが作った薬を村の人に届ける仕事だ、この世界に自転車や自動車などがあるはずもなく、歩いて届けに行かなくてはいけない。どうにかならないかエインさんに聞いたら、


「足に魔力を溜めれば速く走れるわよ」


とのことなので試してみた所、確かに効果はあっただが、魔力が少ない俺はすぐに魔力が無くなってしまう、だが継続は力なり。日に日に俺の魔力は多くなっていった。


配達が終わる頃には綺麗な夕日が出ている、ここで一旦仕事は終わりだ、だが、訓練を始める。


夕暮れ頃、配達が終わると訓練をしにいく。異世界に来たんだったら魔物と闘わないともったいないだろうという考えのためだ。

だけど、強敵は勘弁願いたい。


まずは剣の素振り100回、異世界に来たらまず魔法を使う、その次に剣の授業をするというのはテンプレである。

ちなみに剣は兵士さんに借りてきたものだ、この剣は訓練用の剣で、初級第二魔法の【重力・増加】(プラスグラビティ)がかかっており、重さが今は通常の6倍程になっている。最初は2倍でも持てなかったが、今では問題なく持てている。


剣の訓練が終わると魔法の訓練だ、そのため全属性の魔法を覚えたのだ。魔法には 超初級・初級・中級・上級・超級・特級・神級 の8つの段階がある。これは魔法の威力、修得の難しさを表している。

さらに魔法には属性があり、火・水・雷・土・闇・聖 の6属性だ。属性には向き不向きがあり得意な属性は最低でも上級、苦手な属性は最悪初級までしか修得できない。ちなみに俺の得意な属性は【無】だとよ、笑っちまうぜ。

今、俺のやっている訓練は魔力コントロールだ、これができないと高い位の魔法は修得できないらしい。やるべきことは簡単、魔力を球体に止めお手玉みたいなことをするというものだ、これで魔力コントロールがよくなるらしい。


この訓練が終わると、エインさんの家に帰り夕食作りだ。俺は走ってエインさんの家に帰る、勿論全力で、今日の夕飯は和食でいいだろう、ということで、味噌汁、ごはん、鮭の塩焼き、というThe 和食的なメニューを作った、これらをエインさんと一緒に夕食を食べ、俺は自分の部屋に行き睡眠をとる。これがマジックヴィルチィでの俺の生活だ。

マジックヴィルチィでの生活 上 下 合体させました。


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