自己紹介は大事
大変遅れてしまい申し訳ございません。
少女は神社の本殿に住んでいるみたいだ、‥‥‥神社の本殿に住むってのはどうなのだろうか?
「お茶よ」
「ありがとう」
神社の本殿ってどんなものなのか気になっていたが‥‥‥一般家庭の和室の様なものなんだな。いやいやそれは無いだろ流石に、ここだけ特別なのかもしれない、そうであってくれ、神社に参拝したが実は普通の家みたいな内装をしているとかやだよ。俺は。外はもう日は落ちて暗くなっている。
「さて、自己紹介でもしましょうか」
確かに、まだお互いに名前も知らないんだったな。
「俺の名前は神無月翔、君の名前は?」
「あたしの名前は神颪皐月よ、よろしく」
自己紹介をすましたら神颪がずいっと迫ってきて。
「ところで貴方、何でこの神社に来たのかしら?」
何で?何でと言われてもな~、中心にある神社には近寄りがたかったってのもあるが、一番は天照が中心の神社に居るかもしれないからな。
「まぁ、あれだよあれ、ノリと勢いってやつだよ」
俺がそう言うと神颪は机をバンッっと叩き
「貴方、ふざけてるの?ノリと勢いでこの神社に来るやつなんて、ホントに馬鹿なの?」
何で神颪はここまで怒っているんだ、いや、流石にノリと勢いで自分の家のような所にこられたら困るよな。謝らないと。
「いや、ごめん、嘘だから、ホントの理由は」
「五月蝿い、この神社に来るやつなんて、基本フェン狙いのやつだし、貴方はお賽銭くれたからもしかしたらと思ったけど、貴方もやっぱりフェン狙いだったのね」
俺の言っていることは神颪には届いていないらしく、神颪はお払い棒で俺に殴りかかってきた。俺はそれを避けるが、机は吹き飛んだ。‥‥‥‥ちょっと待て、さっきの攻撃、俺にしてきたんだよな?危なっ、あれくらったら死んじまうぞ。
「ちゃんと話を、聞け!!!」
そう言って神颪に魔法を放つ、ちゃんと殺さない程度だがな。
「鬱陶しい、『爆ぜなさい』」
神颪がそう言うと俺の魔法は爆発した。‥‥‥え何で?いやまじで何で?何で爆発したの?と、とりあえずはなんとかしないと。そう思い蹴りを放つ、ちゃんと手加減はしているから大丈夫なはずだ、たぶん。だが俺の蹴りは神颪の体すれすれで止められた、
「そんな威力の蹴りじゃ、私の【自動結界】は突破出来ないわよ」
【自動結界】?なんだそれ、でもそれのせいで俺の攻撃が神颪に当たってないのか、ならもっと威力を上げても大丈夫なはずっ!!!。
俺は神颪の体すれすれで止まっている足を軸にそのまま回転して、全力近くの威力で蹴りを放った、すると
パリィーーーン
あ、やべ、俺は反射的に思った、さすがに威力が強すぎたかも。
「え?嘘、いやぁぁぁ」
やべ、蹴りが止まらねぇ。全力近くで蹴りを放ったせいで勢いが付きすぎた、当たっちまう。俺がそう思ったその瞬間。
「アオォォォォォン」
鳴き声が聴こえたかと思うと、神颪の側にいた黒い犬が俺の蹴りを止めていた、そして俺は黒い犬、神颪が言うにはフェンだったけな、フェンに吹き飛ばされた。嘘だろ、犬に吹っ飛ばされるなんて人生初体験だぞ。神社の外に吹き飛ばされた俺を追いかけてきたフェンから離れるようにする。
「なんて力だよこの犬は!!!」
俺は思わずそう言う、参道の真ん中に立っているフェンは夜の月明かりを浴びて、
「グルァァァァァァァァ」
毛の色が水色になり、巨大化したフェンは俺に向かいそう叫んできた。
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