巫女との出合い
さて、三日後に決闘とはいったが‥‥相手は日本神話の最高神だ、勝てる見込みは少ない、三日間は村に入る事ができるらしいので村のなかを見て回る事にした。
「だいぶにぎやかな村だな」
人々には笑顔が溢れている、フリーマーケットのような事が行われているが、俺はこの村でのお金は持っていない、というよりもこっちの世界のお金は持っていない。
「さて、見るものは見た‥‥やっぱあそこには行かないとだよな」
俺が行こうとしているのは神社である、おそらくこの村の中心に位置していると思われる方の神社ではなく、村の最南端に位置しているもうひとつの神社の方だ、中心にある神社に行かないのは天照が居るかもしれないからな。
◆◇◆◇◆◇
「や、やっと着いた」
流石にあの距離を移動するのはしんどいな、十キロは余裕で歩いたと思う。
「神社に来るなんていつぶりだろ」
子どもの時に行ったのが最後だったよな~などと思いながらも石で出来た階段を登っていく。階段を登りきったがそこには神社といった感じはなく、荒れ果てたものだった、鳥居は左上が削られている、参道にはヒビが入ったり、穴が空いたりしている。ここって神社なのか?と思う程だった。
「あら?参拝客なんていつぶりかしら?」
そう言って本殿から出てきたのは、へそを隠していない青い巫女服を着て、青い髪飾りを着け左手にお払い棒を持った女の子である。身長はだいたい百六十cmくらいだな、足元には黒い犬を連れている。
「何か用かしら?ないのであれば賽銭を入れて帰ってほしいのだけれども」
さ、賽銭を入れて帰れって巫女としてどうなのだろうか?俺が今賽銭に使えそうな物といえば‥‥地球の百円くらいだな、これで許して貰うしかないな。
「これでいいか?」
と言って女の子に百円を渡すと。
「いやぁありがとう、賽銭をくれた人なんていつぶりかしら、とりあえず上がっていきなさい」
と言ってきたのでその言葉に甘える事にした。
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