魔王との戦闘終了
「面白い、まさか固有スキルを体に固定するとは、そんなこと、考えても実行する奴などいないぞ」
「それじゃあ駄目だ、試してみないと出来る出来ないはわからないってどっかの偉い人が言ってた、ぜ」
その会話の終わりと同時に俺は魔王に突っ込んだ、文字通り一直線に、魔王は一瞬驚いた表情をした、しかし流石は魔王、意識をすぐ翔へ戻し、
「そんな直線的な攻撃、私に通じるわけがないだろうが」
そう言って俺に向かって剣を振り下ろしてきた、さっきまでは目でとらえられないほど速かったその剣、だが固有スキルを体に纏ったからだろうか、今ならはっきりと剣が見える。俺は降り下ろされた剣をかわし、魔王に渾身のスキルを放つ。
「【無線・千本桜】!!!!」
俺の持てる最高のスキル、それは魔王をまず一筋の剣が襲う、魔王は先程剣を降り下ろし無防備になった体で避けられるはずもなくその体に受けてしまった。そして俺は体から大量の魔力を出す。【無線・千本桜】は最初の一閃を受けた物にマーキングをして、大量に出した魔力が無数の剣になり、マーキングした敵に襲いかかる技だ、無数の剣が魔王を襲う、これなら奴を倒せる。
パリィィィーーン
「この音は」
だんだん魔王の居たところの土煙が晴れてくる、そこには。
「さっきのは私も感心だ、まさか魔力を剣の形に変え、敵に襲わせるとは、私でなければ死んでいたぞ」
全く無傷の魔王がいた。
「何故?という顔をしているな翔よ」
俺の体にはもう魔力が残ってなく、【災厄】も消えていく。
「私には魔法が通じないのだよ、嫌、魔力に関係するものの全てが私には通じないのだよ。何故なら、私は【固有スキル】【最悪の贈り物】をもっているからだ。【最悪の贈り物】には二つの能力がある」
ここで俺の体から【災厄・闇衣】も完全に消えていた。
「まず一つ目、私に対し魔力は完全的に無効化されるというものだ、そして二つ目、それは私が魔力をたったの1も持てないということだ。つまり、私に対し魔法は通じないが、私も魔力を完全に使えないという【固有スキル】だ、つまり貴様が魔法を使う時点で私には絶対に勝てないのだよ」
魔王様が長々と話をしてくれたお陰で魔力も少しは回復した、俺は剣を再度手に取る。
「ほう、まだ戦う力が残っているとは、では、私の持てる最大の技で貴様の人生を終わらせよう」
魔王の体からとんでもないほどの威圧が感じられる、俺の人生もここまでか、
「【秘剣・覇者の一閃】!!!」
魔王の最大の攻撃、駄目だ、体に力が入らない。、魔王の攻撃がとてもゆっくりに見える。これが走馬灯ってやつか。‥‥‥いいのか?これで、エインと約束しただろ、絶対に生きて帰って来るって。それを破っていいのか?そんなの
「駄目に決まってんだろぉぉぉぉぉ」
完全に脱力しきった体から、居合いを放った。どうやったのかは覚えてない、俺の居合いは魔王に当たり。
「見事」
そう言って、魔王は倒れた。
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