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エインの気持ち

エインとの話が終わって、あと一日で一週間。俺はこの世界に残るか、異世界にいくか、なんて決められない、どうしたら。

「翔」

エインが息を荒くしながらやってきた。

「そんな焦っていったいどうしたんだ」

俺は聞いた、エインがこんな息を荒くするようなところは見たことがないからだ。

「魔物の軍勢が、この村に向けて、やってきたわ」

エインのその言葉に、俺は驚愕した。

◆◇◆◇◆◇

村の中心に村の全員が集まっている。私、エイン・フィリアスは村の魔法研究者と供に異世界に跳ぶ準備をしている。

「皆急いで、速くしないと魔物の軍勢が村を襲って来るわよ」

魔法研究者達に向かいそう言って、私は村の結界を防御用に切り替え、結界の強度を上げる魔法をかけている、村の結界は三つに別れていて、その一つ一つが地球の核爆弾を余裕で耐えられるほどの防御力を誇っている。

「このままいけば、魔物の軍勢が村にやって来る前に異世界に跳べるわ、だから皆安心して」

私の言葉に村の全員は喜んでいる、かくいう私も喜んでいる。だけどそんな私に、非情なメッセージが流れる。

(第一結界が突破されました)

こんな早く結界が突破されるなんて、想定の範囲外よ、魔物に【固有スキル】をもった奴がいない限りに‥‥‥

「まさか」

魔物に固有スキルをもっている奴がいる?最近魔物の動きが活発になっている事を考えると、あり得ない話ではない。どうしたら。

(第二結界が突破されました)

これで残るはあと一つのみ、これでは異世界に跳ぶ準備は間に合わない。

「俺が行く、絶対に村を襲わせはしない」

どこか怒ったような声を翔は出した。

「駄目よ、絶対に貴方は行かせないわ」

「だけど、俺が行かなきゃ、村の全員が死ぬことになるなるんだぞ」

確かに、翔の言うとうりだ。このままいけば村の全員は死んでしまう。だから

「わかったわ、行ってきなさい翔、でも、約束して、絶対に、生きて帰ってきて」

「ああ、絶対に生きて帰って来るさ」

そう言って、翔は魔物の軍勢に向かって行った。すると不思議なことに、私の頬に水が垂れてきた。泣いている?私が、なんで?ああ、そうか。

「私、翔のことが好きだったんだ」

そう自分で言って、溜め込んでいた感情が爆発した。

「ああぁぁぁぁぁぁぁぁ」

今になってこの気持ちに気づいて、私は大声で泣いてしまった。

エインさんには主人公に恋してもらいました、恋してもらわない方向性のもあったので、感想で書いて貰えば書き直します。

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