【災厄】の代償
「ちょっと待ってエインさん、そんなこと急に言われても」
エインに服を脱げと言われ絶讚困惑中の翔です。なんで急にそんなことを。
「何いってるのよ、脱ぐのは上だけよ」
えっ?上だけ?てことは俺、勘違いしてただけ?うわ恥ずかしっ。
「ふふっ、戸惑ってる貴方、とても可愛かったわよ」
「うわぁぁぁ言わないでエインさぁぁん」
今俺の顔絶対真っ赤だよ。
「さて、本題に入るわよ」
そう言われ、上の服を脱ぐ。
「いくわよ、(我は全てを知るもの。その時を映し出せ)【時を映す者】」
エインが詠唱をすると、エインは目をつぶる、しばらくすると。
「なるほど、そういうことね」
いったい何がわかったのだろうか?
「翔、貴方【固有スキル】を使わないようにしなさい、死にたくないのならね」
「それってどういうことなんだ?」
「俺の【固有スキル】ってそんな危ないものなのか?」
「翔の【固有スキル】はとても強いスキルよ、それもドラゴンを圧倒できるくらいにね、でもそんなスキルをなんの代償も無しに使えると思ってるの?おそらく貴方の【固有スキル】【災厄】は貴方の命を使って発動するものよ」
俺は戦慄した。そんな危ない物が俺のスキルだなんて。俺の命を使って発動するスキルか、そんなスキル発動させたくない。
「わかった、俺は相当なことがない限り【災厄】は使わない。だからエイン、俺に魔法を教えてくれ」
俺はそう言った、絶対に夢みたいなことをさせるわけにはいかない、そのためにはもっと強くならないと。
「いいわよ、でも、私は厳しいわよ」
「ありがとう、俺、絶対エインを守れるくらい強くなってみせる」
あの夢では俺のせいでエインは死んだ、だから、絶対に俺がエインを守らなくちゃいけないんだ。
「それは頼もしい、でもね、私は貴方に守られるほど、弱くはないわ」
「それもそうだな、でも念には念をって言うだろ」
それもそうね、とエインが言ってきた。こんな日が毎日続けばいいのにな、俺はそう思った。




