プロローグ
俺の名前は神無月翔、何処にでもいそうな高校2年生だ。
「よう、おはよう翔」
そう俺に話しかけてきたのは俺の友達の滝原諭だ。こいつとこいつの双子の妹とは小学3年生の時に知り合った、まぁラノベの主人公みたいな顔をしている。つまりこいつは簡単にいうと凄いイケメンなんだよ、羨ましい。
「おはようございます、翔君」
また俺に話しかけてきたのはさっきいった諭の双子の妹の滝原恵だ、黒のロングヘアーな彼女はこの子はとてもかわいい、学校でも隠れファンクラブがあるという噂があるほどだ。
その後、色々話をしていたらホームルームの時間がそろそろだ。
しかし俺はまだ知るよしもなかった、この後、あんなことが起ころうとは。
◆◇◆◇◆◇
キーンコーンカーンコーン
この学校での1日の始まりのチャイムがなった。しかしおかしい、いつもより5分ほどチャイムがなるのが遅かった気がする。
俺は何かあったのかと思い、気になって、教室のドアに手をかけた。しかしドアが開かない、なぜ?、俺がそう思っていたとき、教卓に可愛らしい女の子が座っていた。いったいいつここに、というよりも、なぜ高校にいるのかわからなかった。そうすると女の子が。
「ここのドアが開かないのは私のせいよ♪」
何を言っているのか解らない、もしそんなことが可能ならば、あの子は一体何をしたんだ?
「君たちには私達の世界に来てもらうわ♪あと質問は受け付けません。」
は?と思っていると、女の子は、
「あなたたちに来てほしいのは幻想世界って世界よ♪」
幻想…世界?なんだそれ聴いたこともないな、
「あなたたちに幻想世界に来てもらう理由は簡単よ、向こうは今、かなり危ない状況なの。だからあなたたちに来てもらうってわけ、わかったかしら?」
なるほど、幻想世界ってところがヤバイから俺達に助けてほしいって訳か、
「おい、ちょっと待てよ。」
するとクラスの人気者の湯本優木が
「何で俺らなんだよ、別に俺らじゃなくてもいいじゃないか」
「そうだ!」「何で私達がやらなきゃいけないの?」などの言葉がとびかっている。
「質問は受け付けないっていったはずなのにねぇ、まぁいいわ、この世界は幻想世界よりも世界の位階が上なのよ、位階が上の世界の生物が位階が下の世界にいくといろいろな能力が付与されるし、身体能力もかなり上昇するからよ、それならこの世界の誰でもいいのだけど、あなたたちは運が良かったのよ。
だからあなたたちには幻想世界に来てもらうのよ。あ、いい忘れてたけど、幻想世界では{魔法}{魔物}{剣}などのこの世界には存在しないものがたくさんあるわ」
「魔法、魔物、剣、まるでファンタジーの世界みたいだ」
教室の中の誰かがいった。
「あら、いい表現ね。そうね、あっち世界は。こちらの世界の幻想に成り果てた物がたくさんあるわ。」
「俺、その世界に行ってみたい、」「私も」「俺もだ」
教室の中のほとんどの人がそういった。
「ちょっと待っ「わかったわ、それじゃああっちの世界に跳ばすわよ、あっちの世界に行ったら情報をまとめた本を一緒に跳ばすわ」
俺の言葉は遮られ、急に床が光出した。
「ああ、あっちの世界では勇者召喚ってことをしてるからそれに合わせて跳ばすわ」
女の子がそういうと俺達の体は光に包まれた。