思い、願い、現実
遠い昔の思い出
思い出としては黒い思い出
少しの躊躇もなく
写真に写るわたし
忘れていた時間
長い時間
今
思い出した
永い時間の中で
忘れていた自分に
でも
今の時間は余りにも楽しくて
殻を砕いて出ていくのは辛い
今の時間を捨てるのは辛い
本当の自分
現実の自分
二つとも自分
心が潰れそうになる
心が引き裂かれそうになる
でも現実は変わらない
何処か遠くに行きたい
誰も知らない遠くの異世界へ
でも無理だね
大好きな家族がいる
それが避けることが出来ない
『現実』なのだから