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【あぁ】

「じっとしてるのも勿体無いんで踊りましょうよ。 同性でもいいんですから」

じっとするのに耐えていられないカンナ。 ......仕方ないか。


「せっかくだからさ、最初で最後というコトで異性で組まない? ローテーションでさ」

珍しく乗った大河。 大河の言葉だから......というコトで。


「いいんじゃない?」

もうみんなの中では棗が良ければ動く、っていう感じになったので棗の意見が重要。

意見を言わせるための制度という裏をつくるため。


「......好きにすれば」


「んじゃやろう」

お構いなしに決定。 ある程度の時間はカンナが決めるらしい。

棗とペアの時だけ長時間だろ、どうせ......とは思わないように努力します。


最初の組み合わせではマキは大河と。

友達感覚の2人では、周りの人の事でマジ議論。


マキはダンス未経験。 「足踏みでバレた後、あとで後悔しないように教えてあげるよ」と大河は踊りながら、議論しながら教えてくれた。


気付いた頃には体に染み込んだマキは、残りわずかの大河の時間をただ単に“練習”で使い込んだ。

......なんのために練習してるのかは どう考えたって知りたくも無い。 ないのだからね、うん


「マキちゃんは面白い子だからね」


「面白い子ってどうゆう意味だよ」

熱心に練習しながら微笑む。 すると頭が急に重くなった。


「可愛いっていうのかな」

マキの頭に顎を乗せ、呟く。 マキがおかしいと思い気を抜いた瞬間に


ギュインッ


プロ並みのダンステクニックでマキを抜く。

倒れそうになったのを抑え、

「応援してあげるからね」


優しい静かな表情でマキを立たせた。 理解が出来ない顔をするに対して大河はいう


「友達に聞いても分からない事あったら俺のところにおいで。 女友達って思って構わないからさ」

男子側をも知る女友達って事で なんでも相談乗ってあげるからね。 そう言う。


「......何を言ってるの、君?」

しかしまだ伝わらない。 ダメだと思った大河は


「困ったらおいでよ。 それだけ」

そうとだけ言って、タイミングよく放たれたチェンジが行われた




「マキちゃーん。 こんにちわ~」

ニコニコしながら近づいて来たのは犬井 拓海。

なんなんだ。 小さい子を楽しませるような、今から騙そうとしてる奴の前の行動か分からないことしやがって。


「何はともあれ元気そうで何より!! よし、踊ろ!!」

先程の大河レッスンで自信と共にダンスの楽しさを知ったマキは犬井を引く。


自分がリードしてるように動く。 でも

「初心者さんには負けないよ?」


またまた素早く無駄のない動き。 こちらもダンス経験者かぁ......。 クソ

先程の練習で最初よりはついていけるが まだ鈍い。

大河はマキに合わせてくれたため あのスピードで上達できたのだ


「どんだけガックリしてんだよ。 子供みたい」

こちらも微笑み、少しだけ合わせてくれた。


今回の犬井は、大河とは違って「練習」ではなく 「本番」に近い思考でいかないといけない気がした。

これだ。 大河が言いたいことは。


流れで思いついたマキは ちょっと振り返ってみた。

女友達って思ってイイよ。 困ったらおいでよ。


犬井とは異なるこの感じを大河は知ってるんだ。 だから おいで。 安心させてあげるからね。

そうゆう意味だったのだ。


「ややこしいな、ホント」

ニコっと犬井に微笑み 自分が無理に動く。

無理してでも 動きに慣れないと、そう思ったからだ


「何が?」

変に思った犬井はマキの動きに合わせて動く。


「ううん。 ほら本気でかかってこい!!」

そう言って、15分。 足が痛くなるほど合わせ続けた

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