狂った異人
ここは魔界。
ゲームでよくある魔界だ。
魔界では下級・中級・上級・番人・四天王・
執事・魔王と階級が決まっている。一つ階級が上がることによって扱いはゴロッと変わる
下級が中級になると訓練所に入ることもできる。下級には陸軍のみ。中級には陸軍・海軍
上級は陸軍・海軍・火軍。全ての軍に入ることができる。
この魔界の王は魔王ベルゼブブ。
強大な魔力の持ち主だが大天使ファリアンナの戦いによって力を失ってしまった。
「ベルゼブブ様!大変です!」
「どうした。じい。」
「また下級の陸軍が何者かにやられました」
「またか・・あの事件が起きてからか・・」
魔界では5ヶ月前ある事件が起きたのである
庭に突如隕石が落ちてきたというのだ。
それを発見したのは下級兵士マルスター。
ベルゼブブは見てないというがマルスターは「見た!」と断言したのだ。
そしてベルゼブブはマルスターを魔界から追放してしまった。そこからであった。
下級の陸軍は全滅。上級戦士が三人向かったが二人死亡し、一人は精神的にやられてしまった。唯一持って帰ったのは変な生物の手だった。生々しい腕だった。肉が裂け、爪は一部剥がれており、更に魔界にいる生物のではなかった。
「じいや!上級戦士を連れて散歩にいくぞ」
「承知しました」
ーー5分後ーー
「支度ができました。ベルゼブブ様」
「よしいくぞ。」
「キキーッ・・・ガシャン」
扉の音と共に馬に乗って魔王・上級戦士・じいが進み出した。
最初はゆっくり進んでいたがじいが呟いた。
「ベルゼブブ様・・・何か悪気が漂っています・・・城へ引き返しましょう。」
その時だった。
「グアッ!」
「グシャ!」
「ザシュッ!」
上級戦士が負傷を負ってしまった。
「どうした!」
「それが・・!?・・・目が見えない・・」
「何!?」
ベルゼブブは焦っていたのか走って逃げ出していた
そしてじいが・・・・
「ベルゼブブ様!お逃げください!ここは私が!」
「そ・・・そうか・・・た・・・頼んだぞ」
ベルゼブブは走った。走ることしかできなかったのだろう。もうじいも見えない。
何も無い。あるのはじいのほうから悲鳴がするだけだ。
走った。走った。ハシった?ハシッタ?
ハシタ?hasita?ハ•••siッタ?走った。
気づけばそこは城の前。
これは夢だ。夢に決まってる。
ベッドで休めばすぐ治る。
そういってベルゼブブは
ベッドでよこたわった。
ーー翌日ーー
ベッドから降りたベルゼブブ。
したの階へおりてみるが誰もいない。
ーー1階ーー
そこにはじいが立っていた。
「ベルゼブブ様。体の調子はどうですか?」
「急にどうした?」
「ベルゼブブ様。ここにいてはなりません」
「は?」
ベルゼブブには何が何だかわからなかった。
「コこにいてハ・・・イケマゼン・・・」
「お・・おい!じい!!!」
「ベルゼブブ・・・サマ・・・コロ・・・」
「じいしっかりしろ!!!!!!!!」
「ゼブブルジャ・・・ロスコ・・・」
じいは明らかにじいではなかった。
もっと優しく、時に厳しく、
このじいは狂っていた。
「ばhvdjzysvdjycぢうvjっふhvっぐころす」
「殺す?ころす?koろす?ろ?コロssssss」
「・・・・・・」
じいがおかしい。まるで狂った悪魔のようだ。
「クキキキキキキキキ!!!殺す殺す!!」
「う・・・うわあああああぁぁああ!」
ベルゼブブは馬を連れ出し走ろうとした。
だが・・・
「ヒヒーン!ヒヒ・・・ギハハハキャ!」
「どいつもこいつも狂ってやがる!!!」
ベルゼブブは走るしかなかった。
じいも狂い、馬も狂い、手下はいなくなり、
もう助けはない。唯一あったのは父と母の写真ぐらいのものだ。
ベルゼブブは南の木の下に写真を埋めた。
その隣に墓を作った。
「魔王ベルゼブブここに眠りし」ってね。
ーーー第一章ーーー魔界壊滅 完 ーーーーー




