表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
至高の天にワンワンと  作者: 埴輪庭


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/18

第一王子⑤

 ◆


 至高天の民が地球を訪れる際には、慣例として一本の連絡を入れることになっている。


 慣例、というのは正確な表現ではない。義務ではない。至高天の民にとって「義務」などという概念は柴犬が確定申告をするのと同程度に無縁なものであり、彼らが地球に連絡を入れるのは単に「そういう経路が確立されたから」に過ぎない。


 具体的にはプルーウィアがシュリンプに連絡を入れる。プルーウィアが「これからお邪魔しますわ」と言葉を発すると、至高天の通信系がそれを自動的にシュリンプの専用回線に転送するのだが、この経路がいつどのように確立されたかについては地球側の記録にも至高天の記録にも残っていない。気づいたときにはそうなっていた。犬の散歩の時間が自然と決まるように。


 セレスティアも似た経路を持っている。彼女の場合は「暇な人いる?」という外交通信としては前代未聞の軽さで発信されるが、辿り着く先は同じシュリンプの回線であった。


 ここで理解しておかなくてはならないことが一つある。


 至高天の民は、地球人の個体を基本的に識別しない。


 冷酷だとか差別的だとかいう話ではない。人間が柴犬を八十億頭並べられたとき、一頭一頭を個体識別できるだろうか。できない。毛の色で大まかに分けることはできる。だが同じ赤毛の柴犬を百頭並べられたらもう無理だ。至高天の民にとって地球人の差異というのはその程度のものなのである。


 この認識の限界は至高天の民に共通する特質であるが、個体差は存在する。プルーウィアは四千六百年の接触歴があるからこそシュリンプという「一頭」を認識できるようになった。セレスティアは姉からの情報で間接的に覚えた。姉妹それぞれの方法で地球人を認知している。


 そしてニヴィスである。


 ニヴィスは姉たちよりもさらに地球人への関心が薄い。関心が薄いどころか、関心がない。関心がない者に個体識別を求めるのは柴犬に微分方程式を解かせるのと同じくらい非生産的な要求であった。


 したがってニヴィスは地球を訪れる際に連絡を入れない。連絡を入れるにはまず「誰に」連絡を入れるかを知っている必要があり、ニヴィスは「誰に」の部分をそもそも持っていないのだ。プルーウィアがシュリンプという経路を確立しているように、ニヴィスも誰かしらと経路を確立すれば済む話ではあるのだが、ニヴィスにはその動機がない。


 ニヴィスは気まぐれに地球に降りてくる。


 気まぐれ、という表現すら正確ではないかもしれない。あえて地球人の言語で近似的に記述するなら「何となく」が一番近い。何となく足が向いた。何となく降りてきた。理由はない。理由がないことについて人間が「気まぐれ」と名付けるのは勝手だが、ニヴィス自身の認識ではそもそも名前をつけるほどの行為ですらなかった。


 ただ、一つだけ確かなことがあった。


 ニヴィスが地球に降りるたび、その足は必ず京都に向かった。


 そしてニヴィスが京都の路地を歩くたび、必ず一人の少女と遭遇した。


 この「必ず」がいかに異常なことであるかを、当事者たちはまだ誰も正しく理解していなかった。


 ◆


 みくが十一歳になった年のことだ。


 六月の京都は梅雨に沈んでいた。湿った空気が盆地の底に膿のように溜まり、紫陽花が路地のあちこちで重たく色を膨らませている。みくは傘を差して嵐山の商店街を歩いていた。母に頼まれた買い物である。ちなみに頼まれたものは豆腐と味噌とネギだ。


 嵐山の路地の角に、銀色の髪が濡れていた。


 ニヴィスは信号のない十字路に立っていた。至高天の民が纏う地球の布地とは明らかに異質な素材の衣服。傘は差していない。


「あ」


 みくが立ち止まった。


「おにいちゃん!」


 一年前の秋に嵯峨野で一度会っただけの少年を、みくは忘れていなかった。銀色の髪は覚えやすいものだ。


「覚えてる? 去年の! おねえちゃんの弟さんでしょ?」


 みくが傘を傾けてニヴィスに差しかけた。雨が彼にあたるのが気になったらしい。実際にはニヴィスの肌に雨粒は到達していないのだが、十一歳の少女にそのような知覚上の微細な差異は見えない。


「……」


 ニヴィスは答えなかった。だがみくの傘の下に入った。正確に言えば、みくが傘の角度を調整して彼を覆ったのであり、ニヴィスが能動的に傘の下に移動したわけではない。だが拒否もしなかった。


「ねえ、おにいちゃん。今日おねえちゃんは」


「……いない」


 これでもニヴィスにしては饒舌であった。


「ひとりで来たの?」


「……」


「じゃあ、お使い一緒に行こう!」


 みくは答えを待たなかった。子供は待てないのだ。


 二人は嵐山の商店街を歩いた。みくが豆腐を買い、味噌を買い、ネギを買った。ニヴィスはこの一連の消費行動を視界に捉えていたが、何の感想も抱いてはいなかっただろう。至高天の民に「買う」という概念は存在しない。欲しいものがあれば勝手に手に入る。森羅も万象も()()()()()()()()()()


 ◆


 みくが十二歳の年は、十月にニヴィスが来た。


 秋祭りの準備で遅くなった帰り道だった。夕焼けが嵐山の稜線を焼く中、みくが商店街の角を曲がったところに銀色の髪が立っていた。


「にびすくん!」


 みくはいつの間にか「おにいちゃん」をやめて「にびすくん」と呼ぶようになっていた。名前で呼ぶ間柄への昇格である。ニヴィスが昇格を承認した記録はないが、拒否した記録もない。


「今日ね、秋祭りの準備してたんだ。飾りつけとか。手、絵の具だらけになっちゃった」


 みくが両手をひらひらさせて見せた。指先に赤と黄色の絵の具がこびりついている。ニヴィスは少女の手を見たが、絵の具という概念がそもそも彼の認知に存在するかどうかは怪しかった。


「……」


「一緒に帰ろう。ここからうち近いんだよ」


 みくは答えを待たなかった。十二歳になっても待てないものは待てないのだ。


 ◆


 十三歳。みくが中学の制服を着始めた年だ。


 紺のセーラー服に紺のリボン。一年で背が四センチ伸びた。ニヴィスは春に来た。哲学の道の桜並木で、みくが友達と写真を撮っていた。


 友達のスマートフォンのカメラが捉えた一枚に、背景として銀髪の少年が映り込んだ。この写真は当日中にSNSに投稿され「京都の幽霊イケメン」というキャプションとともに三日間トレンドに入った。護衛官が即座にデジタル痕跡の消去に動いたが、インターネットの記憶は犬の嗅覚のようにしつこい。完全な消去は不可能であった。


 みくは友達の輪を飛び出した。


「にびすくん、ひさしぶり!」


「誰あの子」「めっちゃかっこよくない?」「彼氏?」


 友達の囁きに、みくは振り返って「違うってば!」と叫んだ。何が違うのかは説明しなかった。


「ねえ、にびすくん。あたし中学生になったんだよ」


「……」


「制服、どう?」


 これは至高天の民にとって史上最も回答困難な質問の一つであったろう。衣服の審美的評価は地球人の文化的文脈に深く依存しており、文化的文脈を持たないニヴィスにセーラー服の印象を尋ねるのは熱帯魚にワインの品評をさせるようなものだ。


「……わからない」


「えー、せめて可愛いとか言ってよ」


「……」


 みくは諦めた。だが笑っていた。ニヴィスがド陰キャなのはもうすでに分かっている事だし、ド陰キャにむりやりリアクションさせるほどみくは無慈悲でもなかった。


 ◆


 さて、ここで場面を変える。


 西暦六九一九年。みくが十四歳の春のことだ。だがみくの話ではない。


 東京・永田町。料亭の朝食会。


 鷹市香苗は味噌汁を啜りながら、向かいに座る男の顔を見ていた。


 球木竜一郎。億民民主党代表。四十代半ばの、日本の政治家にしては珍しく数字に強い男であった。財務省出身の経歴がもたらす官僚的な精密さは、政策議論の場では頼もしく、予算折衝の席では鬱陶しかった。


 この日は予算の話をするはずだった。防衛費の中の至高天関連予算──護衛官の増員費用、至高天識別衛星ネットワークの維持費用、プルーウィアやセレスティアの降臨時の交通規制費用、ニヴィス用の常時警戒態勢費用──が膨らんでいることについて、億民民主党から修正要求が出ていた。


「ところで総理」


 球木が箸を止めた。


「恒道改革連合がまた至高天依存脱却法案を出すと息巻いてるんですが」


 鷹市は表情を変えなかった。


「聞いているわ」


「正直なところ、うちとしてもどう対応するか困っています。あそこの問題意識それ自体は──つまり至高天に技術も安全保障も丸投げしている現状が健全かという問いは──理解できるんです。ただ」


「ただ、無理よね」


 鷹市が球木の言葉を遮った。遮ったというより、着地点が見えていたので代わりに着地してやったのだ。球木は苦笑した。この「呼吸」が合うから与野党の垣根を越えて朝食を共にできる。


「端的に言えば、そうなります」


「恒道改革連合の法案は毎年提出されて、毎年同じ場所で頓挫するのよ。『至高天に依存しない安全保障体制の構築』。言葉は立派だけれど、じゃあ具体的にどうするの、と聞くと数字が出てこない。数字が出てこないのは当然で、五千二百万隻の連合艦隊でも倒せなかった恒星間生物を王女殿下が『えいっ』の一言で消した現実を見た後に、自力で対抗できるという数字を捻り出せる人間はいないわ」


 球木は箸を置いた。


「しかし、依存のリスクを議論すること自体には意味があるのでは。保険の概念です。もし至高天が──何らかの理由で──地球に関心を失ったら」


「関心を失う?」


 鷹市の目が少しだけ細くなった。


「球木さん。至高天の本当に恐ろしいところは、軍事力ではないのよ」


「と言いますと」


「惑星を握り潰すだとか、恒星を消すだとかいうのは、確かに凄まじい力だけれど、結局はスケールの問題にすぎないでしょう? 対惑星級兵器を並べれば似たような事は出来るわよね」


「はい」


「至高天の民が本当に恐ろしいのは」


 鷹市は箸を置いた。


「『あれがしたい』とか、『こうなったらいいな』とか──そういう思いが、そのまま実現してしまうことなの」


 球木の手が止まった。


「至高天の民が何かを望む。望んだ瞬間に、世界がその望みに沿うように動き始める。誰の意志でもなく、誰の策謀でもなく、ただ自然にそうなる。偶然が重なり、確率が歪み、本来なら起きるはずのないことが起きる。しかも極めて自然な形で。つじつまが合うように。後から振り返っても『偶然でした』で済んでしまうように」


 球木がぽかんと口を開いた。


「SFじみて聞こえるけれど、現実にそうなっているの。たとえばね──プルーウィア殿下が『京都に行きたいな、紅葉が見たいな』と思えば、京都の天気は晴れるのよ。勝手に晴れるの」


「偶然でしょう」


「だといいわね。まあ偶然でしょうから。すべてが『たまたま』なのよ。一つ一つは偶然として説明がつく。至高天の民が意識的にその様にしているわけでもないらしいから。でもね、分かるでしょう? 私が言いたい事が」


 球木はしばらく黙っていた。料亭の庭で小鳥が鳴いている。


「……つまり、至高天依存からの脱却が不可能な理由は」


「力の問題じゃないという事よ」


 鷹市はゆっくりと味噌汁の椀を置いた。


「至高天依存脱却という看板は──つまるところ、飼い犬が首輪を外そうとしているようなものですか」


「首輪を外してもいいのよ。でも外してもすぐに新しい首輪が()()()()()でしょうね。飼い主すら知らない間に」


 鷹市は窓の外を見た。


「至高天の存在というのは最終的にはそういうものなの。私たちが脱却するしないを議論すること自体が滑稽ね」


 球木は箸を取り直した。議論の結論が出そうにないことを悟ったからだ。味噌汁が冷めていた。


「……予算の話に戻りましょう」


「そうしましょう」


 二人は予算の話に戻った。至高天関連予算は前年比八パーセント増で合意した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一月中に書いた作品のリンク色々

───────────────

よくある聖女召喚の連載版
西暦六九一〇年、宇宙歴四六四九年。かつて人類が「地球」と呼んだ惑星はいまや銀河系有数の文明圏の中枢として、その青い輝きを宇宙に放っていた。
軌道上には無数の宇宙港が浮かび、一日あたり数十万隻の船舶が発着する。
月は完全にテラフォーミングされ、火星には三億の人口が暮らし、木星の衛星群は太陽系経済の生産拠点として機能している。
しかしそれでもなお!!……人類は犬であった。わんわんと吠え、飼い主──至高天と呼ばれる上位存在に“可愛がられている”。
圧倒的上位存在に人類が愛玩される話が好きな人向け。
「至高の天にわんわんと」

───────────────

「なんか説得力のある婚約破棄」(※ランキングタグにリンクあり)の後日談。
どうしようもない政治情勢で婚約を破棄せざるを得なかった王太子エルリックと公爵令嬢ライラ。
二人は優秀であり、優秀であるがゆえに道理を通せば国が滅びると理解し、愛を諦めたのだ。しかし──
「なんか説得力のある元鞘」

───────────────

ここ最近、ランベール王国ではしょうもない理由での婚約破棄が流行している。
麗しき公爵令嬢ライラ・オーネストはそれを苦々しく思っていた。
だがそんな彼女もある日、婚約者であるエルリック王太子から婚約破棄を告げられてしまう。
しかしその理由は真実の愛を見つけたからでも、ライラに愛想がないからでもなかった。
「なんか説得力のある婚約破棄」

───────────────

(長編)魔力が絶対の価値を持つウェザリオ王国で「無能」と断じられた王子シャールと公爵令嬢セフィラ。
しかし彼らには万物を操る未知の力があった。
元王子と聡明な元令嬢は国を捨て、追手を退け、辺境の街で冒険者として再起する。
【ジャンル】ハイファンタジー〔ファンタジー〕
(長編)「追放された王太子と公爵令嬢が冒険者になる話」

───────────────

アイドルはうんちをしない。
これは比喩でも誇張でもなく、文字通りの事実である。
彼女たちの体内に入ったあらゆる物質はどのような毒性を帯びていようと完璧に無効化され、吸収されてしまう。
そんなアイドルが、アイドルたちが世界を救い、そして破滅させる話。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「アイドルはうんちをしない」

───────────────

ここ最近、ランベール王国ではしょうもない理由での婚約破棄が流行している。
麗しき公爵令嬢ライラ・オーネストはそれを苦々しく思っていた。
だがそんな彼女もある日、婚約者であるエルリック王太子から婚約破棄を告げられてしまう。
しかしその理由は真実の愛を見つけたからでも、ライラに愛想がないからでもなかった。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「なんか説得力のある婚約破棄」

───────────────

「品」──それが僕と亜里沙の決定的な違いだった。
亜里沙は二年付き合った恋人だ。
でも彼女は何をやるにも雑だった。
料理も、紅茶の淹れ方も、そして僕らが共有する「ある趣味」においても。
過程を楽しむことを知らず、すぐに結果だけを求める。
僕は彼女との日々に疲れていた。
だがそんなある日、見知らぬ男から届いたとあるメッセージ。
そこには、彼女のあられもない姿が映っていた。
そう、NTRという奴である。
怒るべき場面で僕が感じたのは、ただ一つの確信だった──やはり、彼女とは性格が合わない。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「性格の不一致」

───────────────

信長公記、ほぼ史実。
【ジャンル】歴史〔文芸〕
「森蘭ギャル」

───────────────

殺すことだけを教え込まれた軍人アシェルと、人の本心を見抜く力ゆえに孤立してきた王女キュルケ。
幼い頃から奇妙な絆で結ばれていた二人だが。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「後の月」

───────────────

呪いの動画を見てしまった。
私は一週間後に死ぬらしい。
でも大丈夫(?)。
地球が三日後に滅びるそうだから、怖くない。
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「メテオリック・エクソシズム」

───────────────

勇者が魔王を倒そうとしなかったらどうなる?
【ジャンル】ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「勇者に放置された魔王の末路」

───────────────

男の生きざま、恋情。
ハーメルン、カクヨムから転載
【ジャンル】現実世界〔恋愛〕
「ウィdンドウショオポイング」

───────────────

帝都ティランの会員制サロン「銀枝亭」に集った五人の貴族たち。
話題は庶民の間で流行する「婚約破棄譚」への痛烈な批判だった。
設定の杜撰さ、人物造形の稚拙さ、読者の被害者意識……
舌鋒鋭い文芸誌編集主幹カタリナを中心に、知識人たちは存分に嘲笑を重ねていく。
だが談話の果てに浮かび上がったのは──
【ジャンル】純文学〔文芸〕
「阿呆鳥の連環」

───────────────

職場のパワハラに苦しむ会社員・彩乃は、高校時代にいじめた相手・美月から勧められ、ストレス発散のため呪いグッズをフリマアプリで販売し始める。
しかし購入者たちが語る「被害者の声」は、かつて自分が加害者だった過去を否応なく突きつけてくる。
美月は許してくれた。
でも、許されていいのだろうか?
罪悪感に蝕まれ、眠れない夜を重ねる彩乃。
やがて購入者たちの呪いの対象に「報い」が訪れ始めたとき、彼女はある決断を下す。
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「ノロイ、ノロワレ」

───────────────

ハルシオン王国──二百年前、この国は極度の男尊女卑社会であった。
女には相続権がなく、教育を受ける権利もなく、結婚相手を選ぶ自由さえ与えられていなかった。
女は道具であり、家畜であり、男の所有物に過ぎなかったのだ。
だが今は違う。
一部の男が──そして多数の女が国のあり方を変えた。
だが今度は逆の方向へ振り切ってしまっている。
ちょっとした事で「罪を償うために」と次々自裁していく男たちを前に、女王リディアをはじめ、女たちは社会の在り方を変えようとする。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「レミングス」

───────────────

剣士カイトは勇者アルヴィンから追放を告げられた。
そして──!!!!!!
【ジャンル】ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「意識高い系勇者パーティから追放された俺の末路」

───────────────

ある日を境に、日本中で不可解な事故死が激増した。
一人でいると死亡率が跳ね上がる異常事態。
国民すべての運が急激に悪化したのだ。
かつて「他人と関わるな」が常識だった社会は一変し、人々は見知らぬ者同士で命を預け合うようになった。
【ジャンル】コメディー〔文芸〕
「運の尽き」

───────────────

妻を癌で亡くして以来、男は自分が生きているのか死んでいるのかすら判然としないような日々を送っていた。
だが故人をAIで再現するサービスを知り、膨大な写真やメール、声の記録を入力して亡き妻を蘇らせる。
画面越しに再開した会話は空虚だった日常を少しずつ温かく満たしていく、が。
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「電影」

───────────────

銭湯「和居の湯」は、今や肉欲に飢えた男たちの極上の「ハッテンバ」と化していた。
番台から地獄を睨む店主・鬼切殺牙太郎(おにきりごろし がたろう)。
彼は堕落した獣たちへ静かに殺意を研ぎ澄ませていく。
そして我慢の限界を超えた夜、牙太郎による獣狩りの夜が幕を開けた。
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「野獣必殺」

───────────────

「愛している」——その言葉と共に、母の刃が私を貫いた。
過保護な母に命を奪われた絵里が転生したのは、乙女ゲームのような異世界。
伯爵家の令嬢エリスとして第二の人生を歩み始めた彼女を待っていたのは、お約束の婚約破棄だった。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「愛の温度」

───────────────

時は大霊能時代!
悪霊、死霊が跋扈するようになり、治安は悪化し、世界中、不穏な事ばかりのサイテーな時代である。
霊務省は昨今悪化しつつある住宅事情、および国民感情を改善すべく、酷く悪趣味な戦略を考案した。
そのクソみたいな内容とは──。
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「ポイズン・エクソシズム2」

───────────────

ドラゴン相手に示談交渉、悪党には損害賠償。
法の力で世界を論破する、リーガル・バトルファンタジー。
【ジャンル】ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「悪徳弁護士、異世界へ行く」

───────────────

「私たち四人は対等なの」──女の提案で始まったのは、三人の男が一人の女を共有する異常な日々だった。
弁護士の真司は漁師の啓二、バーテンダーの了と共に、愛する妻・莉子と暮らしている。
かつては嫉妬に狂い、互いに殺意すら抱いた男たち。
しかし奔放な妻に振り回され、同じ苦しみを共有するうちに、敵同士だったはずの三人の間には奇妙な連帯感が芽生え始める。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「オープンマリッジ」

───────────────

ジャズの良さがさっぱりわからん
【ジャンル】エッセイ〔その他〕
「ジャズとかよくわからん」

───────────────

時は大霊能時代!
悪霊、死霊が跋扈するようになり、治安は悪化し、世界中、不穏な事ばかりのサイテーな時代である。
日本でも霊務省が死刑囚を呪いの物件に送り込み、悪霊に始末させることでコストを削減するという悪趣味な制度が採用されている。
そんな中、ベテラン執行官・大佐貫はいつものように凶悪犯の処理に向かうのだが──
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「ポイズン・エクソシズム」

───────────────

ちょっとトッぱずれた世界観の短編を集めました。
目次──各話の簡単な概要は第一話の前書きに。
【ジャンル】コメディー〔文芸〕
「トンチキな作品を集めた短編集」

───────────────

夕暮れの駅のホーム、今にも線路へ吸い込まれそうな女性に男は全力で体当たりを食らわせた。
男の名前は藤巻俊一。
いわゆる、「ぶつかりおじさん」である。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「感電」

───────────────

夜ごとに星が降る美しい国で、欲しいものは何でも手に入るワガママ王子。
ある日、メイドの大切な形見を無慈悲に捨てた彼は王の怒りに触れ、身一つで城を追い出されてしまいます。
孤独な旅の果てに王子が見つけたものとは
【ジャンル】童話〔その他〕
「星のきらきら」

───────────────

電柱が自らの意思で根を張り、街を闊歩するようになった日本。
かつての大反乱を経て、人類は彼らとの奇妙な共存関係を築いていた。
人間とコンクリートの間に立ち、摩擦を仲裁するのが「電柱保安調整官」である佐山の仕事だ。
【ジャンル】コメディー〔文芸〕
「電柱街」

───────────────

不同意性交は死刑!!
そんな社会で男と女が恋をする。
【ジャンル】現実世界〔恋愛〕
「君と僕の同意性交」

───────────────

冒険者パーティ『碧空の翼』の荷物持ちバジルは醜く無能な中年男だ。
そんなある日、彼は仲間に囮として森に捨てられた。
絶望の淵で彼が手にしたのは、若き美女へと変貌する奇跡の力であった。
復讐を誓ったバジルは美貌の魔術師「ジル」となり、かつて自分を見下した男たちの前に現れる。
何も知らない男たちは、かつて蔑んだ男とも知らず、彼女の愛を求めて争い、堕ちていく。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「無能な中年男、男をたぶらかす魔女となり、自分を捨てたパーティメンバーに地獄を見せる」

───────────────

鬼塚剛志は現場監督として赴任した京都で、正体不明の敵に精神を削られていた。
それは「京都弁」という名の、本音と建前が入り混じる魔宮であった。
職人の笑顔の裏にある真意が読めず、挨拶すらも攻撃に聞こえる日々。
蓄積されたストレスと疑心暗鬼が限界を超えた時、男の拳が禁断の解決策を選び取る。
【ジャンル】コメディー〔文芸〕
「京都殺拳地獄(きょうとごろしこぶしのじごく)」

───────────────

産後豹変した妻・絵里奈の苛烈な叱責に追い詰められる夫、洋平。
家庭に居場所を失った彼は怒りを糧に「完璧な仕事と育児」をこなして自らを死へ追いやるという狂気的な復讐にも似た自滅の道を歩み始める。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「夢の轍」

───────────────

太平洋戦争架空戦記。
【ジャンル】歴史〔文芸〕
「白い悪魔」

───────────────

甘い嘘よりも、冷徹な罵倒を。
裏切りの果てに少女が抱いた歪で抗いがたい執着の物語。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「花弁」
― 新着の感想 ―
にびすくんはみくちゃんに会いたがってるから自然とそうなっているってわけか… てぇてぇ…
作者の確定申告への並々ならぬ思いがほのかに香ってきてじわる
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ