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小説家になろうで星1つをつける人達の心理を考察してみた

作者: 優輝

小説家になろうに新作短編を投稿後しばらくしてから星1つの評価を受けました。

これが初めてではなくこれまでもに何度か経験しています。


これまでその作品に評価してくれた方は10に満たない人数。数人の方から4~の評価。

一人だけ星1つ評価をいただきました。


一人だけでなく複数の人々から星一つあるいは低評価をつけられたなら、

自分の物語が未熟で原因があると考えざる負えず

ただただ修正反省成長目指すコース一直線ですが、


軒並みそれなりの普通以上の評価を付けてくれる人が複数いる中で

星1つを付けられると真っ白な紙に

ぽとりと垂らされた一滴の黒いシミみたいに目立ち

どうしても気になってしまいます。


頑張って物語を書き上げた者としてはたとえ一人であっても

星1つを付けられるショック、憤りがまったくないと言えば嘘になりますが、

それ以上になぜ星1つをつけるのか純粋に興味が湧き、

理由が知りたい気持ちが勝りました。


他の方達も星1つに関するエッセイを書いておられますし

以前星1つをもらった時からいつか書こうととは思っていたこともあり、

今回星1つ評価をする人がどのような考えをして

星1つの評価をつけるに至ったのか

自分なりに仮説を踏まえ考察したいと思います。


※以後書くことはあくまで個人的な仮説となります。

■自分が星を付ける場合の基準


まずは参考までに自分が評価をつける場合はどんな基準でつけるのかについて。



星5つ・・・気になる点もなく文句なしに面白い。

星4つ・・気になる点はあるものの面白い。

星3つ・・・面白い点もあるが残念な点が同じくらいある。

星2つ・・・・面白さよりも残念な点が大部分勝っている。

星1つ・・・小説の体をなしていない。文章がめちゃくちゃで読み取れない。

ある限定対象に対して偏見偏屈差別的な内容で攻撃、傷つけており不快感を感じる。


自分が他の方の評価を下す時はたいてい星5から星3になることが多いです。

星2つも稚拙感が大きすぎな場合つけるでしょうが、実際はつけたことがありません。

星1つも小説文章の体をなしていない作品、差別的な作品は遭遇してないだけで探せば

あるのかもしれませんが、出会ったこともなくつけたことはないです。


この自己評価で今回投稿した自分の物語を自己採点したとすると、

主観ではありますが読めば一応理解はできる文章で、

小説の体はなしており、差別的な内容でないことから

星1つ以外の評価をつけます。



■小説家になろうの評価仕様について


小説家になろうでは総合評価ポイントは多いほど、たくさんの読者に読まれ多くの評価、

ブックマークを獲得しているので賛否分かれる部分はあるにせよ

人気作品であることは間違いありません。


一方で総合評価ポイントはそれほど高くない作品は

一見面白くないからと思われがちですが、流行要素やなろう要素がない故に

読まれている数が少ないだけで、星評価平均が

高水準で一部の人達に人気のある面白い作品である場合があります。


総合評価だけでは面白いかどうか判断できないということですね。

読者数の多い少ないに関わらず、

星評価平均は読者に面白いか不人気か

評価されていることを作者が測る判断基準になると言えます。


逆にそれほど評価者が多いわけでないが評価者が何人かいる上で

星評価平均が著しく低い場合は客観的に複数人の人達から

厳しい評価を受けている不人気な作品と言えます。


つまり総合評価が低く読者数が少ない作家にとっては

評価平均が面白いか否かの生命線であり星1つをつけられると

評価平均が下がってしまって総合評価の高い大人気作とは違って

深刻なダメージになりうると考えられます。


小説家になろうでは星が1つでもポイントが加算されるため、

評価をしないよりは星1つでも応援の意味があると捉える見方もありますが

先程も述べたように重要な星評価平均低下が避けられず

書き手としてはモチベーションが下がり痛いことです。



故に自分の中の認識では


【評価をつけない  >   星1つ付ける】

です。


星1つをつけると面白さの判断基準の評価平均が下がる以上、

評価しない方が星1つよりも評価基準が高いと考えています。


評価の範囲内で星1つ以下の評価がつけられない以上、


星1つをつけたら評価平均が下がってしまう事実から、星1つをつける人は

作品に何らかなの理由で低評価をつけたい意志表示をしたいのではないでしょうか。

そうでなければ星1つはつけず評価自体しないと思います。


星1つがポイント加算されない仕組みならわかりやすいんですけどね。

微量ながら加算されるからややこしくなってしまう。

加算がなければ明らかに応援の意味合いはなく

ただの最低評価を受けたと判断できます。




■ 星1つをつける人はどんな人なのか?

ここから星1つを付ける人達がどんな人なのか、

どのような理由や考えをもって付けているのか

1つずつ上げていきたいと思います。


星1つは個人的にネガティブなイメージが強いこともあるため

ネガティブな印象の人達から書いていきます。



①悪意による嫌がらせをする人。

作品の出来不出来に関わらず、悪意による嫌がらせを作者に与えたい人ですね。


小説家になろうでは、辛辣な感想と共に星1つ評価されたならいざしらず、

星1つを付けただけではどこの誰が評価したのかわからない、

匿名性を保たれた仕組みになっています。


嫌がらせをしたい人が何の気兼ねなくできる環境だと言えます。


逆を言えば星1つ評価したことが隠せないシステムなら、この手の人達に限り

星1つ評価が激減するのではないかと思います。


この手の人達はなぜ悪意によるいやがらせをするのか。

自分なりに想像すると日常生活が上手くいってない人達なのではないかと

推測しています。


どのように日常生活が充実していないのかというと

周りの人達から相手にされない孤独な環境に身を置いていたり

劣悪な職場や不仲な家庭環境などのストレスに常にされされて蓄積している状態。


これらの不満やストレス解消のはけ口として、

相手は誰でもいいからと、

関わったことのない作家に低評価をつけているのでは。


それに加え、人に嫌がらせをして相手が過剰に反応するとそこに喜びを感じる

人達もいます。嫌がらせして周囲の注目を集めることに快感を覚えている。

嫌がらせでしか注目してもらえる手段がない気の毒な人とも言えます。


もっと悲惨な想像をすると、

これまで誰からも愛され大切にされた経験がない人。

粗末に扱われ傷つけられてきた人。


自分が攻撃されるのなら相手も同じように

攻撃してもいいという思考回路になってしまっている人。

だとするなら同情すべき可哀想な人達なのかもしれません。


家族や友人など周りにつながりがあり、大切にされていて

満たされていればむやみに知らない他人を攻撃する必要はないですからね。



②特に深い考えもなく個人的に面白くない、

好みじゃないとシンプルに、軽い気持ちで星1つをつける人。


この人達は総合評価とか星平均とかの仕組みを知っているかの有無はわかりませんが、

そんなややこしいことは抜きにして悪意などもなく

自分の素直なフィーリングに従いシンプルに面白くないと感じた作品に

星1つをつけているのではないでしょうか。


寸たくや容赦なし、自分の気持ちに素直で潔いとも言えますね。


また、高評価を付けてくれる人が圧倒的多数な場合、

極わずかこのタイプの人達に星1つ評価をつけられたとしても

書き手の中にはダメージが少ない人もいますね。


どんなに多くの人に共感支持される素晴らしい意見であっても、

人間皆異なる考え、趣味嗜好を持っているわけで

全員から同意を得ることは不可能なように小説の評価も同じこと。

どんな人気作品でも少数派の意見の人達の批判がほぼ間違いなく出ます。


マイノリティーであるかどうかは置いておくとして

これは自分なりの持論ですが、このタイプの人達は自らは物語を創作したことがなく、

読み専門の人が多いのではないかと推測しています。


何故かというと、読み専門の人は自分の創作物が低評価を受けた経験や、

そのショックを知らないからです。


一度でも創作物を投稿し評価されたことがある人なら、低評価をつけられる

ダメージがどれだけキツイかわかる人が多いだろうから、

よほど酷い作品でない限り星1つはつけないと思うのです。


創作経験、評価された経験のない人は、そういう苦しみが想像できないから

抵抗なく星1つをつけることができるのではないでしょうか。


ただこれらの人達を批判している訳ではなく

経験がないなら気持ちがわからず

低評価を付けるのもやむを得ないという考えです。


人間その人の立場にたって初めて気持ちが

わかることって世の中にはたくさんありますから。


「他人の靴を履いて歩き回ってみなければ、

本当にその人のことはわからない」

という名言みたいなものもありますし。


どんな人でも悪意はないにしても知らず知らずの内に人を傷つけている

こともあると思います。



違う物事で例えるとするなら料理。

自ら料理しない人ほど人が作った料理に対して

味が濃いだの薄いだのと遠慮なく味付けにうるさかったりします。

提供された料理が気に入らずインスタント食品を自分で作って食べるような

配慮にかけることをする人も。


先に味見せずに調味料をかけたりすることも。

基本料理は調味料をかけなくてもいいよう調理人が味付けを調整して

提供しています。味見して物足りないと感じてから調味料を足すならまだしも

いきなり調味料を使うのは調理人に失礼な話。


プロの料理人の前でも平気で同じ事をやる人は

高確率で普段料理をしない人でしょう。


普段料理する人は他の人が調理したものがよっぽど酷い出来である場合を除いて

うるさく言わないことが多い。

美味しく食べてもらおうと頑張って料理する人の気持ちがわかるからですね。

小説への星評価と共通する部分があると思います。


しかし創作経験のある人全員が全員気持ちが

わかるから低評価をつけない人ばかりではない。


星1の辛い気持ちがわかる人の中には、自分の作品が低評価を受けたことを

理不尽なことと捉え仕返しのためにまったく関係のない作者の作品に

星1つをつけて憂さ晴らしをする人がいないとも限らない。

そのような人は数自体は少ないでしょうが。


③自己の創作物が受けた低評価への仕返しをする人


低評価をつけてきた人間と関係のない作者になぜ仕返しを?と疑問が生まれますが、

低評価してきた人間の顔はわからないから、

顔のかわらない不特定な作者に仕返しをするという道理。


ちょっと飛躍しすぎ、大げさで極端な話かもしれませんが、

社会によって追い詰められてきた無敵の人が、不特定多数の社会に復讐する心理に

通じるものがあるのではないでしょうか。



④自分にも他人にも厳しい創作者


もう一種類の低評価をつける創作経験のある人、

自分にも他人にも厳しい創作者ですね。


自分の作品が不出来で自己を責め苦しめるだけでなく、

他人の作品も読んで面白くないと判断したら厳しく星1つをつける人達。


この手の人には、星評価とともに感想を書いて改善点を指摘してくれる人と、

星評価だけの人がいると思います。


作者の成長のためを思ってあえて厳しい評価星1つをつけるのであれば、

書き手としては感想や意見を書いて欲しいのが本音です。


星1つの評価だけだとどこが悪いのかわからず

星1つの低評価をつけられた事実だけで途方にくれてしまうことに。


低評価とともに感想欄などでその人なりに思った改善点などを綴ってくれる人は

指摘内容がどんなものであるかに関わらずありがたい。


参考にならないと判断した意見なら、せっかく書いてくれて申し訳ないけどスルーしますし

納得できることであれば喜んで受け入れ作品修正や今後の課題として活かすことができます。


なので感想や意見がないと、厳しい故の評価であったとしても

作者を応援する気のない悪意による嫌がらせや

シンプルにつけられた評価ではないかと

誤解を生んでしまい真意が伝わらないんですね。



⑤応援の意味合いのみで星一つを付ける人


ここまで悪意、単に面白くないから、されたことの仕返し、厳しい評価と

どちらかというとマイナスネガティブな人達をあげてきましたが、

最後は星一つであっても加点されるので低評価であるという感覚ではなく

作者を応援しているポジティブな考えで評価する人です。


この人達は作品を批判するような悪気がなく、純粋にもっと頑張って!と

応援の意味を込めて星ひとつをつけているんですね。


作者側も星1つに対してこの人達と同じ評価感覚なら

評価、応援してくれてありがたい、読んで無評価よりも評価してくれたこと自体に

素直に喜んで受けれると思います。


しかし作者全員が全員が同じ考えであるわけではない、

星1つを低評価と捉えていたり、星評価平均を重視する作家の中には

傷ついたり怒る人も出てくるわけですね。


星1つをプラス評価、星1つをマイナス評価と捉えている両者の対立といえます。


公式が星1つが面白くなかった評価であると定義してくれるとわかりやすいですが、

加点される応援評価方針のため叶わず。加点なしで解決できると思うのですが。


もっとわかりやすくするなら


星5・・+2点・非常によい

星4・・+1点・良い

星3・・0点・可もなく不可もなく

星2・・-1点・悪い

星1・・-2点・非常に悪い


みたいな評価ですね。非常に殺伐とした争いが勃発しそうで

作者応援に重きを置く公式は絶対やらないでしょうけど。


白黒はっきり付けたら明瞭だが新たな火種が、

濁すとどっちともとれて混乱する難しい問題です。


また加点されないマイナス評価が導入されれば、

多くの人に支持される作品ならびにその他作品に

嫌がらせでマイナス評価をつける荒らしのような人達もでてきますしね。

せいぜい星1つがマイナスにならない0ポイントにするのが限界でしょうか。




■結論 星1つを付ける人のまとめ


ここまで星1つを付ける人達をまとめると、




①悪意や嫌がらせで付ける人

②シンプルに面白くない作品に付ける読み専の人

③自作が低評価を受けた仕返しのために付ける人

④自分にも他人にも厳しい創作者

⑤応援の意味合いのみで星一つを付ける人



となります。

人によっては他の種類の人もいますよ、という意見もあるかもしれませんが、

私が考察したのは上記の5種類の人達です。


自分が書き手側であるためか、ネガティブな種類の人達が多く

占める結果となってしまいました。


個人的にこの中では②シンプルに面白いくないから

星1つを付ける人の割合が多いのではないかと考えています。

読み専の人の方が創作している人の数よりも多いでしょうから。


次点で①悪意や嫌がらせで付ける人かな。

この割合予想も人によって違ってきそうですね。




■終わりに

色々な考えの人がいるので、星1つをつける人間が好ましいかどうかは

別にして存在してもいいと思っています。


このご時世多様性が叫ばれて久しいですし、明らかに他人に害を与えるような行為、

殺人や誹謗中傷などでない限りは存在を否定できません。

星1つ評価はシステム上、可能なため書き手が

どう受け取るかのかにかかわらず許容されている行為ですし。


特定の存在を否定して攻撃するのは許されないが、

嫌いだという感情を持つのは自由だし多様性の1つ。

嫌悪感情さえも許さない、認めないのは多様性、多様性と叫びながらも

多様性を認めていないことになります。


面白くないと意思表示するのは、

誹謗中傷ではなく一個人の意見の1つに過ぎないですし。


今回星1つ評価を付ける人達がどんな理由で付けたのかを

自分なりに考察したことで今後星1つをもらった時の心構えが出来たように思います。


星1つをもらってどうして?なぜ?と傷つき混乱するだけでなく

おそらく今回考察した人達のどれかに当てはるんだろうなと

多少は余裕を持って現実を受け止めることができる気がします。


とはいっても当然星1つは辛いものでノーダメージとはいきませんが、

傷の深さは浅くなるのではないでしょうか。




以上、小説家になろうで星1つをつける人間の心理を考察してみました!



ここまで考察お読みいただきありがとうございました!

私の考察を読んで見て、他のこういう理由で星1つをつける人がいますよ

などのご意見のある方は、感想などで教えていただけると

考察も深まり勉強になりますので

どうぞよろしくお願いいたします(*^^*)


■※2024年10月追記■

感想欄にて皆様が他にどのような理由で星一つをつける人がいるのか教えて下さりました。思っていた以上の反響に嬉しく感謝しています。追記でまとめておきますので私のエッセイと共に皆様のご意見も参考にしていただけると幸いです。


・低評価や悪意の意図はなく、一度読んだ作品を検索から除外するためにつける人。

・低評価も込みで検索除外するためにつける人。

(読んだ作品に評価をつけると以後検索したらその作品は除外され、他の未読作品が探しやすくなるそうです)


他には、想像以上に応援の意味合いで星一つをつけている人が多いことを教えてくだりました。


低評価の意図で星一つをける方々の内容としては


・最後まで文章を読むのが苦痛、

・誹謗中傷的な内容、

・敵役に深みがなく作者の自己都合的、

・周りに振り回されることなくしっかりと低評価をつけたい


などの理由で星一つをつけるとご意見いただきました。

皆様ありがとうございます(^^)




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― 新着の感想 ―
こんにちは。 面白い考察をされてるので、一読者(読む方オンリー)の感想として。 まず個人的に、評価は、★1~5ではなく、0~5+ブクマの7段評価だと思っています。そして以下は私の評価基準です。 0…
[一言] このエッセイを書いている人もやはり“なろう小説家”なんだなと思いました。 ☆1...作者の自慰というか、例えば『虐げられ続けたけど、謝ってくれたから愛します』みたいな人の気持ちを理解しな…
[一言] 全く考察じゃ無い事を気にしなければネタとして面白かった。
2024/06/08 23:02 通りすがり
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