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変夢奇譚 ~くだらない夢のよせ集め~

チップ (変夢奇譚 ~くだらない夢のよせ集め~ 第18夜より)

作者: Ak_MoriMori
掲載日:2022/06/26

変な夢を見た。


  男が、目の前に立っている。

  体にプロテクターのような物を着け、背中に銃を引っかけている。

  がっしりした体格、精悍な顔つき。内から発する殺意・・・。

  だが、私は、臆することなく、男の所作を眺める。

  男が・・・口を開く。


  ・・・・

   

   悪かったな・・・。


   あんたを調べた結果、グリーンであることを確認した。

   つまり、人間であることを確認した。

   最近、やつら、人間に化けてるようだが、なんとか見分けはつく。 

   

   えーと・・・。

   あんたは、入隊希望だったな。

   人間であれば、大歓迎だ。能力のあるなしにかかわらずね・・・。

   私達レジスタンスは、いつでも、人手不足でね。

   動けさえすれば・・・それだけでも歓迎だ。

   みっちり、訓練して、鍛えあげるからな・・・。


   しかしまあ、私たちは、最近、劣勢だ。

   この間も、別の組織の隠れ家が、まるごと爆破されちまった。

   どうやって、爆破されたか、まったくわからん。

   あんた、何か、聞いたことあるかい?


  ・・・・

  

   私は、男にむかって、ニッと笑い、頭を横に振る・・・。

   

  「そうかい。そうだろうな。」

   男は、変な顔をしながら言う。笑ったのが不快だったのだろう。

   男は、続ける。

     

  「隠れ家を案内しよう。ついて来な。」


   私は、男の後ろにつき、隠れ家を案内してもらう。

   その途中、一人の男とすれ違った。


   その男は、血相を変えて、私の肩をひっつかむ。

   私の顔をじろじろと見るなり、背中に引っかけていた銃を構え、私に向け

  る。そして、大声で叫んだ。

  

  「こいつッ! 前の戦闘で、さらわれた奴だ! 間違いない・・・。

   俺の目の前で連れていかれたんだ。

   俺の()()だったんだ・・・。

   クソッ! ヤバいぜ・・・絶対に・・・こいつはヤバい・・・。」


   私は笑った。大声で笑った。


  「ニンゲンども・・・。

   ワレラは、常に学習する。お前たちの上をいく。

   私は、こいつの脳に埋め込められたチップ・・・。

   貴様らの技術で、私を見つけることなど、到底不可能だったのだ。

   さて、早速、でかいやつを一発、打ち上げよう・・・。」


   寄生した体に埋め込まれたマイクロ爆弾が、今・・・炸裂する・・・。


そこで目が覚めた。


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