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妄想論

テンプレの本当の問題

作者: とびうお君

 以前からライトノベルシリーズで書いてるけど、テンプレの問題は、どうも本当の問題に誰も触れない。何故か?歳のこうってやつだと思う。それなりに私はおっさんだと思う。その立場から本当のテンプレの問題は、些細な事じゃなくて絶対にやばいってものを考えてるからになる。


 その本当の問題は受け手の世代交代にある。他の問題は瑣末な問題なんだ。これが分かってない。歳のこうだけじゃない。似たような年齢の人も結局そこに陥ってしまう。だけじゃない理由は、基準がアザーな人々になってるせいにある。ヒット作を飛ばす法則は簡単だ。だがなんと言うか最も重要な方法はあまり役に立たない。


 はて?これ説明が難しい。最も有効な方法は、あまり価値を持たない。こういった話はもう創作論で片付く話じゃない。人間学そのものになる。哲学ってものだろう。もっと一般的な言葉にすると、そういった有効な戦略は価値が薄くてほぼ結果論と同等でしか無いって話しになる。


 突っ込むと、現代において多数派=アザーな人々に受ける戦略は大体結果論程度のものしかない。そうなる。確かに変化した換わったありふれてないものが一番受ける。だがある意味これが罠なんだ。それを作り出す労苦はトレードオフの関係になってて、投資金に見合わない、回収の金額を求めるような話しになる。


 確かに有効だが、それは宝くじを全部買って当てれば良いと言う話しになる。それは宝くじの販売元の控除率の分絶対に負けるんだ。


 じゃ私の話しも駄目じゃないか?そうじゃない。10年先を見据えた戦略ならテンプレは危険だと言うのは間違いない。そこは経験の差になる。私はその衰退絶滅をかなりの数見てきてるからだ。しかもすごく深刻なのはガンダムが良い例だろう。安定した、もうガンダムは世代交代を果たした。その安心の瞬間に衰退が見えてきた。


 マーフィーの法則ではないが、最初からいつか駄目になると思うものが、逆にいけるんじゃないか?と思ったときこそが逆に衰退のはじまりだと思う。皮肉な結果だ。ガンダムでさえそうなんだ。他のロボット物なんてもっと前に衰退が始まってる。そういった先を見据えた長期戦略の立場にたって問題視して非テンプレを目指す人は皆無だ。


 これは前から言ってて、これじゃ焼き直しだ。本当の目的は、じゃ何故そうじゃなく近視眼的な話が多いのか?そこに先ほど話したアザーな人々を基準とする価値があるためになる。テンプレのデメリットはアザーな人々を基準にしてはならない。そして大半の創作論はテンプレ肯定否定もこれが駄目だと分かってない。


 はっきり言うと肯定も否定も知性が足りないし、センスも勘も悪い。もっと言えば分かってない。根本的な所でテンプレ肯定派もテンプレ否定派と大差が無い。


 飽きるあき無いと言うのは数で見るベキなんだ。それを全部纏めて一つの集団で考えるアザーな人々基準=一般、多数派、大衆、こういった考え方は間違いの元だ。否定派とは全く違う視点で見るベキなんだ。デメリットでさえ認めてはならない。間違ってるんだから。


 私は以前から創作論を知的な言及にするには結果論を排除すべきで、方法論が結果論ではなく、事前の予測性に基づいて作られるべきなんだ。成功の結果から法則を組み立てるのではなく、失敗を加味して総合的なメソッドを創るこれが基本となる。以前から書いてる事で、一人一人の読者なんてゴミみたいにどうでもいい。だからレビューや評価なんか価値は無いとずっと書いてる。


 それは量子力学の考えに似ていると見ている。一つ一つの光子の挙動なんてどうでも良いんだ。それらが複数集まる事で法則が見えてくる。これを探らないといけない。そこから見えるのは、テンプレには一定数のファンがつく。それはすぐに飽きるアザーな人々とは違う集団だ。


 アザーな人々の法則を理解しても何の役にも立たない。本当に価値ある言及は、このすぐには目移りし無い一定数のファンの動向にある。それは信者と言われる様な集団に近いのかもしれない。今まで無視してきた集団以外に本当の意味で価値のある言及にならない。平均化してはならない。


 ただし、私は過去の方法論を否定するわけじゃない。現代において、一歩引いた客観的な神の視点による平均化は価値が無いと書いておきたい。それは一般層と言うもので思考可能だった過去の産物に過ぎない。多くの人間は、そういった過去の分析メソッドをそのまま使ってしまって更新しないどころか、逆にそこに拘りそれにあわせるような無駄な理屈を考えてしまう。それは思考の怠惰に過ぎない。


 今まで否定されてきた集団を逆にそここそが重要で、冷静に一歩引いて平均化で判断する価値なんて今の時代ゴミだ。大ヒットに法則無し、むしろミドルヒット、小ヒットにこそ言及すべき価値がある。それを袋小路のように考えているなら、それは大穴狙いの楽をする戦略をすぐに取りたがる怠け者だと批判しておく。


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