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第2話 やべえ、宇宙人が来たんだけど!!

「ったく、なんで朝からこんな、疲れんだよ。」

俺は屋上で、昼食を食べていた。

「斎宮、聞いたか?」

もちろん、馬・・・いや、青樹も一緒に。

「何を?」

青樹は柵から、運動場を見下ろした。

「今日、美人の転校生が来るらしいよ?」

「美人だ?」

なんだ?ゴールデンレトリバーでも、来るってか?

「お、来たみたいだ。」

あんまり、期待しない方がいいだろうな・・・。

「すげー!!美人だ!!」

へえ・・・ま、顔だけでもおがんどいてやるか。

「青樹、そんなに鼻息を荒くすんな。たてがみなびいてるぞ。」

・・・って、はああああああ?

キ・リ・ンですか?それはさすがに、予想もしなかったな・・・。

「そんなに、美人か?」

「な・・・美人じゃねーか!!お前の目は、節穴か?」

その言葉、そっくりそのまま、お返しします!!

「俺、教室に戻るわ。」

「おお、オレはもう少し見てから、戻るよ。」

「へーい。」

俺はカラ返事をしながら、階段を降りた。

「はー、アイツと居ると、ホント疲れる。」

芯は良い奴なんだけどな。

「あの・・・。」

・・・なんて事を考えていると、後ろから声が掛った。

今度は何?今度こそ、犬・・・とか?

「何ですか?」

振り返ると、そこには女の人が立っていた。

「う・・・嘘、人間?」

「いいえ。」

黒くて長い髪に、形の整った顔。あまりの美しさに、見とれてしまった。

この人こそ美人って、言うもんだ!!この美しさ、青樹に見せてやりたい。

って、そうじゃなくて・・・。

「今、なんて?」

「私は人間では、ありません。」

「え・・・。」

人間じゃない?

「宇宙から来ました。」

「はあ、宇宙です・・・かあああああああ?」

宇宙人?え、どうしよう、宇宙人まで見えるようになったのか、俺?



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