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2.離郷
ずっと前から秘めたものがあったのだと思う。
母は間違いなく僕を愛している。
高校卒業と同時に僕は東京へ出た。母は地元で学校の先生になる事を望んでいた。けれど、僕にはやりたい事があった。それは必ずしも東京に出なければできない事ではなかったのだけれど、当時は一旗あげるなら東京で…というのが田舎者の憧れでもあった。
母はそんな僕の我儘を許してくれた。
暫くは毎年帰省していた。けれど、結婚を機にその回数も減った。
ずっと前から秘めたものがあったのだと思う。
母は間違いなく僕を愛している。
高校卒業と同時に僕は東京へ出た。母は地元で学校の先生になる事を望んでいた。けれど、僕にはやりたい事があった。それは必ずしも東京に出なければできない事ではなかったのだけれど、当時は一旗あげるなら東京で…というのが田舎者の憧れでもあった。
母はそんな僕の我儘を許してくれた。
暫くは毎年帰省していた。けれど、結婚を機にその回数も減った。
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