エピローグ
「ねぇねぇ知ってる?噂の怪獣君。」
「あ、あれでしょ!確か幼女ちゃんと付き合ってるやつでしょ!」
「身長差ヤバすぎよね、笑うわ。」
昼休みの廊下を歩く三人組の茶髪ガールズが話題にしている人物はみんなが知ってる「怪獣君」。
「最近ますます大きくなったらしいよ。」
「えー、マジ!?やっぱり怪獣なんじゃない。」
「マジウケるんですけど。」
「相変わらずあのおちびちゃんは小さいらしいけどね」
「いつまでも幼女ってか。」
「マジうけるやん!!」
「「「あはは!!」」」
高笑いする茶髪ガールズの背後を静かに巨大な影が通る。
「なぁあんたら。」
巨大な影が笑い続ける茶髪ガールズの背後から声を掛ける。
「ひぃ……、か、怪獣君!?」
突然の本人登場に驚く三人。
「な、なんなのよ。」
「びびらせんなよ。」
「……脅かして悪い。」
頭をかきながら謝る怪獣君。
「それでさ、話聞いてたんだけどさ。」
謝り終わると茶髪ガールズに面と向かって話しかける。
「僕の事はなんて呼んでもいいけど、ナスノのことを悪く言うのは止めてくれないか?」
「「「……へ?」」」
怪獣君の堂々とした口ぶりに呆気にとられる三人。
「かーいじゅーくーん!!」
固まる三人の横を小さな影が通り過ぎる。
「あぁ、ナスノ。」
「怪獣君!早くいくよ!水町さんもアヤト君も図書室で待ってるんだから!昼休みが終わる前に急いで急いで!」
「わかったから服をひっぱらないでくれ。」
突然現れた幼女ちゃんは怪獣君の袖を引き、その場から連れ去る。
「……な、なんなのよあの二人。」
「ラブラブかよ。」
「爆ぜろリア充。いや怪獣だからリヤ獣か。」
呆然と立ちすくむ茶髪ガールズに見送られながら怪獣君と幼女ちゃんは二人、駆け抜けていきました。
あのストーカー事件以来、「幼女ちゃん」の元にストーカーが出ることは一切ありませんでした。
いつも彼女の側には大きくて怖くて優しくて、そして強くなった「怪獣君」がいるのでした。
―fin―
ご一読いただきありがとうございました!
これにて「怪獣君」と「幼女ちゃん」の小さな謎解き物語は一旦閉幕です。
今後も新しい物語を創っていくのでお付き合いいただけると幸いです!
2018/3/20 一部修正しました。




