1/1
0.プロローグ
青春とは、誰もが一度は憧れ、
また戻りたいと願う華やかな季節だ。
華やかな日々を目指すため、誰かに恋を抱き、
何かに夢中なって必死になって打ち込んだり、
笑い合える仲間を増やしたりするのが普通である。
しかし、僕はそのどれも興味がなかった。
華美な学校生活を送ろうとは、おもわなかったし
周りの空気を読んでまで周りに馴染もうと思えなかった、
周り気を使ってまで友達を作ろうとは思わなかった。
正直、そういう学校の文化が面倒くさかった。
自分と真逆のあいつと話すまでは…