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神血の魔導士  作者: yuki
序章 神帝国の少女編
8/22

8.神々の教練2

すみません時間遅くなりました!!

初めて領外に出た日から2年半が経った。

私は8歳になったが、今でもまだあのきつい修行を続けている。と言うかあれ一体何年やる気なの?もう4年近くやってるんですけど。完全に日課ですよ。あと私は一体どこまで成長するのやら。毎日魔力を空にしているで、日に日に魔力量も上がりそれが4年も続いたら凄いことになってるんだろうなぁ。あと体力面も相当しんどいことがない限り、体力切れを起こさなくなったんですが。私は人間なのかなぁ。




**************



「アウラちゃん、今日は森に出掛けて魔物を倒しにいくよ!!」


今日はどうやら課外授業があるらしい。と言ってもいつもの走り込みと魔法使う事はしましたが........

今日はアポロさんの担当であった。


「何でまた魔物を倒す必要があるのですか?」

「ユピテル様の教育方針で、小さいうちから色々なことをさせておこうというものに乗っ取って行うつもりだよ。」

「へ、へぇ.......」


あの人は教育に関わってこないと思ってたら、ちゃんと考えてるんだ。さすが神々のトップ。


「今回は魔法を使って、魔物を倒す予定だからね!!」

「はーーい。」



という訳で森での課外授業が始まった。







「.........」

「................」

「どこまで行くんですか?」

「この辺りは魔物が入れないようになっているからね、もうちょっと奥まで行くよ。」

「具体的には?」

「国境の辺り.......かなぁ。」

「と、遠いですね........」


この国は全体的に結界が貼ってあるので、端の方に行かないと、魔物とかはいないらしい。そんな安全対策をする必要があるのかなと思うけど、細かく考えないようにしよう。



その後数時間は歩いた。まあいつもの修行に比べれば......どうってことは無かった。



「じゃあ先ずは魔法で魔物の位置を探そうかな。」

「そんなことができるのですか?」

「そうだよ、アウラちゃん。所謂、索敵魔法が空間魔法の一種として存在するんだけど、あまり知られてはいないんだよね。」


この世界の魔法は、基本6属性で表されており、炎、水、雷、風、地、音の6つが属性魔法であり、これら以外の魔法を系統外魔法などと言い、空間魔法もその1つである。因みに索敵魔法は、空間魔法の前提である空間把握のイメージを元にしてやると上手くいくらしい。


「索敵魔法は座学の時にネプトゥーヌスさんに教えて貰ったことがありますよ。」


探索魔法、空間魔法は教えて貰ったけど、陰が薄いのか忘れてました。いや、他にも系統外の何かを教えて貰ったような...........


「ああ.....あの人か......ならちゃんとやってると思っておこうかな。じゃあ早速魔物を探そうか。」

「はい!」


私たちは魔物の探索に入った。と言っても探索魔法は数回しか使ったことがないので、また少し教えてもらいながらになったが。



「!!!!」

「何か見つけたかい?」

「この先、北東の方角に1体何かいませんか?」

「正解。よくできたね、アウラちゃん。あと、この反応はウルフのものかな。」

「どうやって倒すのですか?」

「一番得意な魔法でいいよ。」

「分かりました。」


そう言うと、私たちはウルフに近づいて行った。


「うん、そろそろ狙ってもいいかな。」

「分かりました。」


そして私は雷魔法を放つ準備をした。と言っても指を銃の形にして、ウルフに向けるだけだけどね。


そして私は雷魔法を放った。


バチバチィ!!


「やったかな?」


アポロさん、それはフラグだよ......


「おっ!!倒してるみたいだね!!」

「えっ、本当ですか?」

「うん。どうやら気絶しているだけみたいだけど、相手を行動不能にできたと考えたら上出来だよ。」


どうやらフラグは回避されたらしい、いや折れたのかな?


「えーーっと、とどめを刺さないといけないんだけど.......」

「あ、私やりますよ?」

「本当に?初めてこういうことをする人は戸惑ったりすると思うんだけどなぁ。」


まあ昔に多分人殺してますから、今更な感じが...

そういう訳で私は風魔法で躊躇なくとどめを刺した。

所謂首チョンパをしました。


「えーっと.....解体も.....してみる?」

「うーーん.......やってみようかな。」

「これもまた初めての人はやりたくないらしんだけど.....チャレンジャーだね、アウラちゃん。」


まあ解体なんて今更みたいなものですから。でもまた人殺しとは違ったリアリティがあるのかも。別に求めてはいないけどね。

私結構あのことを引き摺ってるのかなぁ。


という訳で、私は解体ナイフをアポロさんに借りて、ウルフの解体をした。

その後ウルフの素材はアイテムボックスにしまった。私は遂にアイテムボックスを使えるようになった。空間魔法をある程度習った時に教えてもらったのだ。

たった2年ですごい進歩だろう......だよね?



*************


その次の日.....


「今日は森に狩に行くよ!!」

「えっ......?」


謎のデジャブ感がするんですけど......


「だから、森に行って弓の練習をしようかなってこと

だよ。」


因みに今日の修行の監督を務めているのはウルカヌスさんである。


「また.....ですか?」

「.....また?ああ、昨日アポロと森に行って魔物を倒したんだっけ。」

「はい。また森に行くんですか....?」

「大丈夫だよ、アウラちゃん。今回は森に行くと言ってもそんなに奥まで行かないからね。」

「そう....ですか。」


嫌な予感しかしないんですけど。そう言ってるけど、どうせまた森の奥地まで行くんじゃないのかな.....



.......結果、1時間半ぐらいかかった。まあ、前よりは短いんだけどそれでも.....ねえ?

8歳の少女をそんなに歩かせるものなのかな?

普通の少女なら、っていう事なのかも。


「よし、あれをターゲットにしようか。」

「えーと、どこにいるんですか?」

「今回は弓を使うつもりだから、ちょっと難しいけど、あの木に止まっている鳥を狙ってもらおうかな。」

「いきなり難しいですね....」

「アウラちゃんはずっと練習してきたし、命中精度もかなり高いから大丈夫だよ!!」


まあそれは地球でFPSなどをやってエイム力をめちゃくちゃ鍛えたからね。ガンナー系の武器なら自信があるよ。


そして私は弓を番えた。


「よーく狙って.....今だよ!!」

「はい!!」


私は矢を放った。放れた矢は綺麗な放物線を描いて、今まさに飛び立とうとしていた鳥に命中した。


「流石アウラちゃんだね!!1発だよ!!」

「ふー、上手くいきましたわ。そういえばあの鳥はなんと言う鳥なのですか?」

「んーー、あの鳥はノスティ鳥と言って調理したら美味しくなるんだよ。」

「そうなんですか。」


その後落ちてきたノスティ鳥を拾って、アイテムボックスに収納した。アイテムボックスの中はどうやら時間の流れがゆっくりなので物の劣化がかなり遅いらしい。


そして今日の修行が終わった。

.........あ、午後の走り込みと魔法行使は残ってるんだった........








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